ハーケン会戦〜特務支援課、介入〜
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分の元に戻ってきてくれた”貴女という家族”まで失ってしまう事になる。もし、そんなことになれば……彼女は完全に立ち直れず、最悪は連合――――――いや、リィン君達を恨み、憎むかもしれない。――――――かつて”母”を失った私はセドリック達がいたお陰で立ち直れたが……もし、セドリック達が生まれていなかったら私は立ち直れず、父を恨み、憎んでいたかもしれなかったからね。」
「オリビエ……」
「兄上……」
「お願い……いかないで……シャロン……貴女まで死んだら……私……」
「………お嬢様………」
シャロンが反論しようとしたその時オリヴァルト皇子がシャロンに頭を下げた後アリサに視線を向けて辛そうな表情で答え、オリヴァルト皇子の様子をミュラーはとセドリックは辛そうな表情で見つめ、アリサはシャロンの片腕を抱きしめて懇願し、アリサの懇願に対してシャロンは辛そうな表情を浮かべた。
「!カレイジャスに向けて通信が来ています!」
「何……っ!?」
「ガルガンチェア1号機からか……!?」
するとその時通信が来ている事に気づいた通信士を務めている士官学院生が報告し、その報告を聞いたその場にいる全員が血相を変えている中クロウは驚きの声を上げ、ガイウスは真剣な表情で訊ねた。
「い、いえ……相手はメルカバ玖号機と出ています!」
「ふえ……?メ、”メルカバ”って確かケビンさん達”守護騎士”専用の……」
「守護騎士――――――”星杯騎士団”がこの状況でカレイジャスに通信ですって……!?」
「相手は当然”守護騎士”でしょうけど、ケビンさんじゃないですよね……?」
「ああ……メルカバはそれぞれの守護騎士の”位”に応じた番号が振られているとの事だからな。」
「”玖号機”って事は守護騎士の”第九位”とやらだと思うが……一体誰だ?」
士官学院生の報告内容を聞いたティータは首を傾げ、サラは困惑の表情で声を上げ、不思議そうな表情を浮かべているアネラスの疑問にジンは頷き、アガットは真剣な表情で考え込んでいた。
「殿下、いかがなさいますか?」
「すぐに繋いでくれ!」
「は、はい……!」
アルゼイド子爵に判断を委ねられたオリヴァルト皇子が指示をすると映像端末にワジが映った。
「やあ、一月ぶりくらいと言った所かな?」
「あ、貴方は”空の女神”の一族の護衛をしていた……!」
「確か”蒼の聖典”とやらだったわね。……まさかとは思うけどリィン達に協力している守護騎士はアンタなのかしら?」
「そ、そういえばさっきレン皇女殿下が守護騎士がリィン達に協力しているって言っていたよね……」
「まさか貴様もアルセイユとレボリューションと共にガルガンチェア1号機を
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