ハーケン会戦〜特務支援課、介入〜
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に近づいたクロスベル帝国軍の戦艦がガルガンチュアに横付けする形で軽くぶつかる様子に気づいたアッシュが声を上げた。
同日、AM11:50――――――
〜ハーケン平原・クロスベル帝国軍本陣〜
「―――――わかりました!なら早急にガルガンチュアの占領を終わらせてください!それと当然ですが占領したらすぐにこちらに連絡しなさいよ!?――――――ああもうっ!予定外の行動を行うならせめて、行動する前に私達に予め連絡する事を何故しないのですか、あの女タラシ皇帝は!」
一方その頃通信相手――――――ヴァイスからの通信に対して怒鳴り声を上げて通信を終えたエルミナは頭を抱えて疲れた表情で声を上げ
「そんなの特務支援課の介入に反対する可能性が一番高いお前の説得に時間をかけたくなかったからに決まっているだろう?それにしても、このタイミングで正当な理由を作った上ヴァイスを味方にして介入するとはやるじゃないか、特務支援課!しかもヴァイス達も参戦するとは面白くなってきたじゃねぇか、だぁっはっはっはっ!――――――なら、オレ様もこんな所でいつまでもルイーネ達や盟友達の戦果を待っている訳にはいかねぇよなぁ?」
エルミナの傍でエルミナの通信内容を聞いていたギュランドロスは豪快に笑った後獰猛な笑みを浮かべ
「ギュランドロス様!?まさか……!」
ギュランドロスの様子を見て嫌な予感がしたエルミナは表情を引き攣らせた。
「今すぐ俺の機体の用意と、俺と共に来る精鋭部隊を集めろ!俺達もシュバルツァー達と同じ”敵の総大将の首”を狙うぜぇっ!!」
そしてギュランドロスは不敵な笑みを浮かべてエルミナに指示を出した。
〜同時刻・ガルガンチェア1号機・甲板〜
同じ頃、クロスベル帝国軍の戦艦の甲板から潜入用の桟橋がガルガンチェア1号機へ次々とかけられ、それを使ったクロスベル帝国軍の部隊がガルガンチュアの甲板に次々と乗り込み始めた。
「全く……幾ら”クロスベルにとっての利”になるとはいえ、”軍”を動かしてまで予定外の作戦を行わせる必要性はないでしょうに。それこそ、全部”特務支援課”にやらせればいいのに、ヴァイスハイト(あの男)も随分甘くなったわね。」
「そう文句は言いつつ、結局ヴァイス達に協力しているナフカも他人の事は言えないのでは?」
クロスベル帝国軍が次々とガルガンチェア1号機の甲板に潜入している様子を見守りながら呆れた表情で呟いたナフカにアルは指摘し
「ハア?ちっ……やっぱり貴女、あの男の悪影響を受けているわね。」
「ええい、止めないか、お前達。鬱憤は戦場で晴らせ!」
「そうですわよ!やれやれ、どれだけ長い年月が経とうと、転生しようとも、3人とも相変わ
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