暁 〜小説投稿サイト〜
IS 転生白書 オリ主が奏でる新しいインフィニット・ストラトス
激突、一夏VSセシリア!
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うひとつは────

 一夏は赤を超えて白い、爆発と光に包まれたのだった・・・・・・。



 「一夏っ・・・・・・!」

 モニターを見つめていた箒は、思わず声をあげる。
 さっきまで騒いでいた千冬も真耶も、爆発の黒煙に埋まった画面を真剣な面持ちで見つめる。

 「──ふん」

 黒煙が晴れたとき、千冬は鼻を鳴らした。けれど、どこかその顔には安堵の色がある。

 「機体に救われたな、馬鹿者め」

 まだ僅かに残っていた煙が、弾かれるように払いのけられた。
 そしてその中心には、あの純白の機体があった。
 そう、真の姿で───。



 「その姿は・・・。まさかとは思いましたが、一次移行も済んでいない初期設定の機体でたたかっていらっしゃったとは。・・・さすがは、わたくしより以前から拓夢さんのライバルを努めていただけはありますわね」

 「そりゃどーも。ってことは、ようやくコイツは俺の機体になったってことか」

 一夏が改めて機体をみると、最初の工業的な凹凸は消え、滑らかな曲線とシャープラインが特徴的などこか中世の鎧を思わせるデザインへ変わっている。
 そして何より、刀の形状が変わっていた。
 ──近接特化ブレード・雪片弐型。

 雪片。それは一夏にとって特別な意味を持つ言葉だ。
 姉である千冬が現役時代使っていた刀。彼女が振るうことで比類なき強さを見せ付けた専用IS装備の名称。刀に型成した形名。それが雪片。

 「俺は世界で最高の姉さんを持ったよ」

 一夏は感慨深げに呟く。
 その目は、目の前のセシリアを見通し更にその奥、まだ見ぬ先の未来まで見ようとしているように思えた。

 (三年前も、六年前も。そしておそらく十五年前も。あの人はいつでも俺の姉だ。でもそろそろ守られるだけの関係は終わりにしよう。これからは──)

 「俺も、俺の家族を守る!」

 「そうですの。ふふっ、とても素敵な目をしてしますわ、一夏さん」

 「いくぜ、セシリア。今の俺は、今までで一番速い」

 「見せてください、あなたのその強さを!」

 両者は一斉に動いた。

 「はぁああああああ──ッ!!」

 加速加速加速。
 確かに今までとは比べ物にならない、とんでもない速さだ。
 一夏はセシリアとの距離を詰める。
 逆にセシリアは詰められまいと、精度の上がったライフル射撃をみまう。
 が、その光線はいままでとは違い───

 「か、かき消されたですって!?」

 一夏の刀から発せられた光の刀身。
 それがセシリアのレーザーを打ち消し、かき消した。

 それが意味するのは

 「まさか、エネルギー無効化攻撃・・・ッ!?」

 織斑千冬が使い、そして世界の頂
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