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レーヴァティン
第二百三十九話 北への集結その十

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「降していくな」
「わかりました」
「ではまずは上陸しましょう」
「そして攻めていきましょう」
「そうしましょう」
「俺達はカレリアの方を攻める」 
 そちらをというのだ。
「それであの辺りもな」
「湖と森が多いですね」
「あの地域を攻めてですね」
「そうして手中に収めますね」
「その様にしますね」
「ああ、それで他の地域はな」
 そちらはというと。
「仲間達がそれぞれ三万の兵を率いて攻めている」
「そちらはお任せしますね」
「それぞれの方に」
「そして我々はですね」
「陛下と共にですね」
「カレリアを攻めるな、補給はコペンハーゲンとだ」
 半島の王国の都だったこの街と、というのだ。
「ペテルブルグからもだ」
「送られる」
「もうそちらの準備は出来ているので」
「心配無用ですね」
「ああ」
 その通りだというのだ。
「だからな」
「攻めていきますね」
「補給も万全なので」
「そのことについても安心して」
「攻めていこうな、あと飯はな」
 久志はこちらのことも話した。
「しっかりと残さず食えよ」
「好き嫌いなく」
「そうしてですか」
「食えというのですか」
「ああ、肉もパンもでな」 
 そしてというのだ。
「ザワークラフトもライムもな」
「野菜や果物もですか」
「全て食う」
「残さずですか」
「ああ、さもないと壊血病になるからな」
 だからだというのだ。
「あちらでの戦が長引くとな」
「寒さの中で食いものがなく」
「どうしてもそうなりますね」
「パンや干し肉等ばかり食って」
「そうなるので」
「だから野菜や果物を補給するんだよ」
 そうするというのだ。
「この船にも積んでるだろ」
「はい、多く」
「ザワークラフトもライムも」
「林檎もあります」
「パンや肉だけではありません」
「そうしたものも食ってな」
 そうしてというのだ。
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