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『外伝:赤』崩壊した世界で大剣豪とイチャコラしながら旅をする
最強-ランスロット-
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へ投げ捨てる。
「…ほら、食えよ。産廃のマスターはマスターらしく、惨めたらしく落ちたゴミを食えと言ってるんだ。」
自分は高級そうな小さなケーキを上品に食べ、紅茶を飲みながらそう言った。
周りの隊員は、皆クスクスと笑っている。
ああ、ハラワタが煮えくり返るというのは、こういうことを言うんだろうな。
「そこで待っていろ置鮎 啓。今すぐに貴様の首を」
「待って!」
もう我慢ならない。
しかしそこで武蔵が叫んだ。
少しの間目を離してはいたが、その僅かな間に武蔵の至る所には傷が。
なるほど、今は拮抗しつつあるがこのままではランスロットに押し負ける。
「さっきの二人の話聞いてたけど、私もかなり頭にきてる。ねぇランスロット。あんな恥知らずが貴方のマスターってワケ?」
「…。」
「さっきから…何とか言いなさい、よッ!!」
攻めるも、ランスロットは顔色ひとつ変えず止まない刀の連撃を弾く。
隙もない、そして攻撃の苛烈さも衰えることは無い。
「セイバー。無視しろ。産廃風情が私のセイバーと同等に話せる価値があると思っているのかい?やはり産廃は産廃だ。身分くらいはわきまえて欲しいね。」
「その話し方が…死ぬほど気に入らないッ!!」
武蔵も、同じだ。
あいつが気に入らない。
そのムカつく言葉のやまない口を閉じさせたい。
首を切り落として黙らせたい。
「どけぇッ!!」
渾身の力を込め、武蔵は刀を振るう。
しかし相手は刃こぼれのしたことが無いという最強の剣、アロンダイト。
いくらぶつけようがビクともせず、それの使い手もまた動じない。
しかし、
「ッ!」
「とったッ!!」
わずか、ほんの一瞬、ほんの刹那。
武蔵の力が勝った。
どれだけ少しだろうと、武蔵はその隙を逃さず食らいつく。
やつの首を落とす前に、こいつの首を落とす。
そうやって、ランスロットの首に刀が迫ろうとした時だった。
「撃て。」
「…!!」
武蔵が突然、横に跳んだ。
折角一太刀浴びせられるチャンスを自ら逃したのか、いや違う。
次の瞬間、連続した銃声。
一体どこからと思えば、置鮎の隣にいた隊員達が皆銃口から煙のたちのぼるマシンガンをかまえていた。
「お前…1対1の真剣勝負に横入りするのか!?」
「誰が1対1と言ったんだい?」
指示したのは勿論、こいつ。
紅茶のおかわりを楽しむ置鮎だ。
「自分のサーヴァントが負けるのは嫌なのでね。それにランスロットは最強だ。これは私のワガママなのだがそんな最強を覆されるのは、嫌なんだよ。」
「だからといって卑怯な真似は許されるのか!?」
「さぁ?勝負には卑怯もクソもないだろ?求められるのは結果だ。正しいのは勝者だ。」
そうし
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