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『外伝:赤』崩壊した世界で大剣豪とイチャコラしながら旅をする
最強-ランスロット-
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ンダイトの一撃を二刀で受け止めた。
「へぇ…これは中々。さすがは円卓の騎士最強ってところね。」
「…。」
「何か言ったら?一応褒めてるのだけど。」
弾き飛ばし、双方は距離をとる。
どうやらこれは、俺の出る幕では無さそうだ。
「武蔵。」
「サーヴァントはサーヴァントで倒す。こいつは大和くんじゃ到底太刀打ちできないから。ここは私に任せて。」
「…分かった。」
突き飛ばされ、倒れた俺は跳ね起きると刀をしまって武蔵の戦う姿を見守ることにする。
対するランスロットのマスター、置鮎もそうだ。
彼は自信満々に胸を張り、ランスロットを見ている。
絶対の自信があるのだろう。
自分のサーヴァント、ランスロットが勝つという自信が。
「キミ、名前はなんと言ったかね?」
「宮本武蔵だけど。相手の名前くらい覚えて欲しいわね。」
置鮎が武蔵に話しかける。
あたかも、人を馬鹿にするかのように。
「失礼。産廃の名前は一々覚えるのが面倒でね。」
また刀に手をかけそうになるが、ここはこらえる。
「では聞こう宮本武蔵。産廃風情のキミが、最強かつ完璧である私のセイバーに勝とうなどという、無謀かつ愚かな考えをしてはいないだろうね?」
「ええ、それはもう。何十通りもしてますとも。」
「ははっ!面白い。そうだろうキミたち?」
置鮎がそう言うと周りの隊員達も顔を見合せながら、クスクスと笑い出す。
散弾銃に手をかけそうになるが、ここは武蔵の戦いだ。
マスターはマスターらしく見守らないといけない。
「竜胆大和と言ったか。」
「なんだ。」
俺の名前はハッキリと覚えている。
俺は財団からは危険人物扱いだ。財団にて知らないものなどいないだろうから知っているのは当たり前だが、それならば武蔵の名前も知っていて当然だ。
わざとだ
こいつは俺達を煽るために、武蔵をあえて産廃と呼んでいる。
「随分とユーモアに富んだサーヴァントを持っているじゃないか。」
「それはどうも。」
「しかし無駄だよ。勝てると豪語し、最強のセイバーに挑み散っていった産廃共を私は数多く見てきた。」
「つまり?」
置鮎が令呪をかざし、叫ぶ。
「貴様の産廃も、その仲間入りを果たすということだよッ!!やれェ!!セイバー!!!」
やつが叫ぶのとランスロットが動くのはほぼ同時だった。
鎧を着込んでいるとは思えない速度で走り出し、対する武蔵も駆け出す。
ぶつかり合う刀と剣、
互いに互いの首を取るため、本気でぶつかり合っている。
武蔵は二刀流。だがランスロットには刀の本数による数的有利などないに等しく見える。
彼女の二刀の連撃は、ことごとく弾かれているからだ。
顔色ひとつ変えずに。
「そうやって、今まで何騎
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