力の大会編
第65話
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産だよー」
遊びに来た悟林がお土産の果物を渡してくれた。
「ありがとね悟林ちゃん」
「ふうん、改めて見ると随分大きくなったね。辛くないの?」
「まあね、でも幸せよ。こう言うのを幸せの重みって言うのかしら?」
「幸せの…重み…私にはまだ分かんないな」
「悟林ちゃんも結婚して子供が出来れば分かるわよ。家族が増えるってことがどんなに嬉しいことかってね」
母親のチチが弟を身籠っていた時は悟林は死んでいたし、ブルマがトランクスを身籠っていた時は対人造人間との修行で見る機会がなかったので間近で見る妊婦は悟林にも多少を思うところがあるようだ。
「弟かな?妹かな?」
「どっちでも良いんじゃない?元気に産まれてくれれば。トランクス君もお兄ちゃんになるんだからもう少ししたら兄弟の愚痴に華を咲かせよ?ベジータさんとブルマさんの子供だから絶対悟飯くらいに手が掛かるよ?」
「どういう意味よ!?」
ブルマの怒声に悟林とトランクスは笑った。
「はは、でも私は闘うのが一番好きだけど、こう言うのも悪くないね」
子供の頃から修行や闘いばかりだったからこう言う穏やかな時は結構貴重に感じる悟林。
「ね、ねえ!悟林さん!時間まだあるかな!?」
「え?時間?まだ余裕はあるけど?」
「だっ!だっ!だったら、俺とデー…」
「おーい!」
トランクスの勇気は乱入した悟空の声によって打ち砕かれ、うちひしがれることになるトランクスであった。
「トランクス…」
「パパ…」
「今度遊園地に連れていってやる。悟林も連れてな」
「パパ…!」
父子の絆が深まった瞬間である。
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