力の大会編
第65話
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番だな!じゃあウイスさん行こうぜ!!」
土産の大福を手にしながら悟空はウイスと共にビルスの星へ向かうのであった。
「あらベジータ、修行はもういいの?」
「ああ…」
戻ってきたベジータの変化に気付いたブルマ。
他人から見れば普段と何も変わらないように見えるが、長年連れ添った自分には分かる。
「ベジータ、向こうで何かあった?」
自分の迷いを見透かすようなブルマにベジータは表情に出さずに驚く。
しかし、今の自分を改めて知る機会かもしれないとベジータは口を開いた。
「ブルマ、今の俺は昔の俺と比べてどう変わった?」
「え?そうねえ、昔は偉そうでふんぞり返ってた奴だったけど、今は厳しいけど優しい人だと思ってるわよ私は…昔のあんたならきっと私のことなんて気にしないで修行してたでしょうしね」
トランクスの時でさえベジータは気にせず修行をして、一度カプセルコーポレーションに戻ってきた時にトランクスの名前と顔を知ってもそのまま仕上げに向かった程なのだから、だからこうして傍にいてくれる程に優しくなってくれたことにブルマは素直に嬉しいと感じている。
「そうか…」
「どうしたの?ビルス様かウイスさんに何か言われた?」
ブルマの問いにベジータは少しずつ語り始めた。
破壊神の技を覚えようにも地球に馴染み過ぎて穏やかになってしまい、昔のような本能に従うような闘いが出来ないせいで会得出来ないと言うことを。
かつてフリーザに破壊された惑星ベジータの破壊はビルスから依頼されたこと、それを聞かされた時に頭には来たが、サイヤ人のしてきたことを考えると葛藤してしまったこと。
このままでは悟空と悟林に追い抜かれ続けることになる焦り。
普段のベジータならば絶対に言わないことも含まれており、それだけベジータが追い詰められているのが分かる。
「全くビルス様ったら、あんまり私の旦那に意地悪しないで欲しいわね…あんまり気にしなくても良いんじゃないの?その破壊神の技って本能による物なんでしょ?だったらあんたのやりたいことをそのまま素直にやれば良いじゃない。要は変に考え過ぎてるから駄目なんだと思うわよ。本能って自然にやりたくなる行動や考えを指すんだから…大丈夫よベジータ。あんたなら破壊神の技だって出来るようになるわ。孫君や悟林ちゃんが強くなれるんだもの、ベジータが強くなれないはずがないわ」
「…そうか…俺は…必ず破壊神の技を極めてみせる」
早速ベジータは作業に取り掛かった。
「全く、戦闘好きなサイヤ人なんだから、でも私はそんなサイヤ人の奥さんなのよね」
服を畳んでくれているベジータを見て、ブルマはこれから産まれてくるであろう我が子を待ち望む。
「おーい!ブルマさーん、これお土
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