暁 〜小説投稿サイト〜
インフィニット・ストラトス 〜五年後のお話〜
学園生活
第十話 襲撃者!!
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でも―――


「それだって想定内なんだよ!!」


俺は相手の後ろから腕を絡ませて銃口がメイに向かないようにする。



相手はもがくように抵抗するがほどけない。



「今だ、メイ!!」


「うん!!」



メイは新たな武器である小さな小刀を出す。



その名は『泰阿(たいあ)』。昔の中国の伝承に出てくる剣をモチーフにしている武器である。


その伝承によれば、たったの一振りで―――








「喰らえ!!!」



メイは剣を振り下ろす。








―――敵の三軍が破れ流血千里したと言われている。




メイが振り下ろした途端、ものすごい衝撃波が相手のISに向かって飛んでくる。




ISは危機を察知したのか先ほどよりも強く足掻く。
しかし、腕は離れない。


「リュー。早くそこから逃げて!!!」

メイがこちらに叫んでくる。


だが、ここで離してしまうと避けられてしまう。だから、俺は敵と巻き添えにならないといけない。
先ほどは奥の手があると言ったが、生憎そんな都合の良いものはない。








「敵さんよー。俺と一緒に地獄行こうぜ」







そして、巨大な衝撃は俺とISを巻き込んだ。





「リューーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!」





メイの叫び声がアリーナに響き渡った。









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