暁 〜小説投稿サイト〜
インフィニット・ストラトス 〜五年後のお話〜
学園生活
第十話 襲撃者!!
[2/4]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話







しかし、大事なのは送ってきたのが誰かということではない。




何故束さんが無人機を送ってきたかである。




束さんは興味があるものにしか労力を使わない人である。極端な話、興味がないものは存在しないかのように扱っている。



そんな人が何故送ってきたのか。














まあ、この状況から見ておそらく目的は西条だろう。きっとあのISは俺を引き離すための囮に違いない。
一体何に興味を持ったのかは分からない。



だが、あの天災(・・)が興味を持ったということは非常にまずい。




本当にあの人は何を仕出かすか分からないからだ。



自分の興味のためなら他の人がどうなるかを考えない。しかも天才だから大抵の事は簡単にやってのけてしまう。



本当にあの人は恐ろしい。いろんな意味で。












ここに千冬姉が居れば・・・と考えてしまう一夏であった。



__________


アリーナ





最初に仕掛けたのはメイであった。


メイのIS―――『伐折羅(バサラ)』は、身の丈以上ある巨大なモーニングスターをかまえ(モーニングスターとは針のついている鉄球に棒がくっついたようなものである)謎のISに襲い掛かる。



しかし、相手は筒のような両手を正面で交差するようにしてかなりの勢いのモーニングスターを受け止めてしまう。


「あの威力を受け止めるのかよ・・・」


「かなりの硬さだな・・・あいつ」


「でも、これならどうかな!!」



俺は相手の後ろに回り、『龍(ドラゴン)の牙(ファング)』の武器の一つであるシールドピアスを叩き込もうとする。

しかし、相手に当たる寸前でシールドスピアが止まってしまった。


「な!!??」


「どうなってんだよ!?リュー!!」


「俺が聞きてえよ!!」




空中で止まったということはAIC(慣性停止結界)であろうか。


だとしても後ろからの攻撃をAICで止めるなんて聞いたことない。





『ターゲットからの攻撃を確認―――迎撃を開始します』





「「!!!!」」


相手から声がしたかと思うと、受け止めていたメイのモーニングスターを弾き飛ばして上空へ飛び上がった。




『殲滅―――開始します』




その声と共にかなりの数のミサイルや銃が現れる。
その数、ざっと100。




そして、それらはメイに向けて火を吹いた。



「!!!」

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ