第四百八十七話 訓練と食事〜素敵なカツカレー〜その十六
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「本当に沢山ありますし」
「鉄板でどんどん焼いてくれますから」
「それでは」
「そうするとしよう、血もいいが」
イリヤはビールを飲みつつこうも言った。
「ビールもいいな」
「あと焼酎もいいよ」
常盤の叔父はそれを飲んでいた、ロックである。
「これも合うんだよね」
「お好み焼きや焼きそばにだな」
「そうだよ」
イリヤに飲みながら答えた。
「だからよかったらね」
「その焼酎もだな」
「飲んでね」
「そうさせてもらう、だが」
「だが?」
「訓練をして風呂に入り」
イリヤはそちらの話もした。
「そのうえでのビールはな」
「美味しいよね」
「そうであるだけでなくだ」
やはり飲みながら言う。
「酔いも回るな」
「身体動かしてお風呂に入ってね」
「運動の後でな」
「汗もかいているしな」
「それでだな」
その為にというのだ。
「酔いがよく回るな」
「そうだね、けれどそれがいいね」
「実に美味い、では美味いビールをな」
「今はね」
「お好み焼きや焼きそばと共に楽しもう」
「そうしようね」
常盤の叔父は焼酎だがイリヤの言葉に笑顔で頷いた、彼もまた酒と食事を楽しんだがその後でだった。
休むことになったがペコリーヌは同じ部屋で寝るキャルに言った。もうキャルは完全に酔いが回っていた。
「明日も頑張りましょう」
「ええ、ただもう今日は」
キャルはベッドの中で真っ赤になっている顔で応えた。
「もうね」
「動けないですか」
「食べたし飲んだわ」
だからだというのだ。
「もうね」
「これで、ですね」
「限界よ、だからね」
「それで、ですか」
「今日は寝るわ、また明日ね」
「はい、また明日」
「頑張りましょう」
最後にこの言葉を言ってだった。
キャルは眠りに入った、ペコリーヌはその彼女をベッドの中に入れてだった。
自分もベッドの中に入った、そうしてゆっくりと休んだ。
第四百八十七話 完
2021・9・8
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