第四百八十七話 訓練と食事〜素敵なカツカレー〜その十四
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「青海苔に紅生姜、鰹節」
「その組み合わせこの味で」
「濃くなりますね」
「そうね」
「これがお好み焼きだ」
ウォズは食べてビールも飲みながら述べた。
「そしてだ」
「ビールにも合う」
「そうなんですか」
「この通りだ、実に美味い」
「確かにこの組み合わせはいい」
クリスもこの組み合わせを楽しんでいる。
「酒も食も進む」
「そうね」
ジュンもビールを飲んでいる、ただし甲冑はそのままだ。
「これは」
「幾らでも飲める」
「飲み過ぎには注意ね」
「飲めるだけ飲めばいいのよ」
キャルもそうしている。
「美味しいならね」
「あれっ、この娘まさか」
常盤はくだを巻きつつ飲むキャルを見て気付いた。
「酒癖悪い?」
「実はそうなのよ」
ミヤコが答えた。
「だからあまり酷いとプリンにしてやるの」
「そうしてるんだ」
「それで食べるぞって驚かせたら」
「酔いが醒めるんだ」
「そうなの、だからね」
それでというのだ。
「安心して」
「それじゃあね」
「まあ暴れないから」
この心配はないというのだ。
「そこは安心して」
「それは何よりだね」
「ええ、これで暴れたらね」
「実際に食べるとか?」
「そうしてやるから」
こう言うのだった。
「その時は」
「食べると死ぬのじゃないかしら」
ツクヨミはソース焼きそばを食べつつ問うた。
「そうなるのじゃ」
「大丈夫よ、私が食べてもすぐに復活するから」
ミヤコはその心配は無用だと答えた。
「だからね」
「それでなの」
「そう、だから」
「食べてもいいのね」
「別にね」
「復活出来るよ」
ユウキも穏やかな笑顔で言ってきた、食べているのは広島のお好み焼きだ。
「安心していいから」
「そうなのね」
「だから」
それでというのだ。
「別に怖くないから」
「いや、食べられるのは怖いだろう」
明光院は大阪のお好み焼きを乗せた皿を手に突っ込みを入れた。
「流石に」
「死なないから怖くないよ」
「そうなのか」
「そう、全くね」
そうだというのだ。
「安心していいよ」
「俺はそうは思わないがな」
「まあそれはそれということで」
ここで言ってきたのはミミだった。
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