第６２話
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勢に向かった。
｢ぐっ…！いつの間に…！｣
｢ち、ちくしょう…こいつは参ったな…フルパワーのブルーやブルーの２０倍界王拳でも見切れねえなんて…！｣
｢カカロット…仙豆だ…！仙豆をよこせ…！｣
｢あ、ああ………ね、ねえ！仙豆が…！？｣
｢探し物はこれか？｣
ブラックの手には見覚えのある布袋が握られていた。
｢お、おめえいつの間に！？｣
｢お前達がザマスを封印してしまったからな、代わりに頂くとしよう。｣
布袋から残り２粒の仙豆から１粒取ると噛み砕いて飲み込む。
それにより全快し、ブラックをよりパワーアップさせてしまった。
｢｢くっ！｣｣
｢ククク…形勢逆転だな…｣
｢｢待てーーーっ！！｣｣
｢ん？｣
悟空達とブラックの間に着地したゴテンクス。
｢｢これ以上お父さんの体で悪さはさせないぞ！！｣｣
｢…なるほど、その服はメタモル星人の…つまりお前は孫悟空とベジータの息子が合体した姿｣
｢止めろゴテンクス！おめえじゃ敵わねえ！｣
｢｢大丈夫だよ！俺だって凄い修行したんだからさ！はあああああっ！！｣｣
気合を入れて超サイヤ３のフルパワーとなると、ブラックも感心した表情となる。
｢ほう、神の気を纏わずともここまでのレベルに…流石は孫悟空とベジータの息子と言うべきか…｣
｢｢後悔しても遅いぜ！お母さんとママの仇だーーーっ！！｣｣
突撃するゴテンクスだが、直線的な動きなためにブラックは体を僅かにずらしてかわすとゴテンクスの背に強烈な打撃を浴びせた。
｢｢がっ！？｣｣
｢父親達ですら敵わない私に何故お前達が敵うと思う？｣
そしてブラックは倒れているゴテンクスにとどめを刺そうとする。
｢貴様っ！！｣
激怒したベジータはフルパワーの超サイヤ人ブルーに変身するとブラックを殴り、回し蹴りを叩き込んで吹き飛ばす。
｢無駄だベジータ。私の超サイヤ人ロゼ３はお前のフルパワーの超サイヤ人ブルーとは天と地ほどの差があるのだ｣
更に追撃を仕掛けようとするが、ブラックは全くダメージを受けておらず、笑みを浮かべながら気弾を放ってベジータに直撃させ、大ダメージを与える。
｢ベジータ！！｣
｢これはやばいね｣
フルパワーになって４０倍界王拳を使っても相手にならない。
とんでもない化け物が誕生してしまった。
｢｢痛ててて…｣｣
｢大丈夫か？ゴテンクス？｣
｢｢大丈夫だよ悟飯兄ちゃん｣｣
｢ベジータさん、大丈夫？｣
｢ぐっ…｣
｢最後の仙豆はあいつに奪われちまったし…どうする？｣
最悪の状況に誰もが表情を険しくする。
｢このパワー…もう私に敵はいない。人間も、無
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