第十二話 合コンのはじまりその三
[1/2]
[8]前話 [1]次 最後 [2]次話
「本当にね」
「そういうものなのね」
「そう言うかな恵もでしょ、勝負下着でしょ」
「成海っちとデートするからね、合コンの後で」
かな恵は微笑んで答えた。
「デートだと。そういうことしなくても」
「やっぱりでしょ」
「下着はお洒落にするわ」
「じゃあ一緒じゃない、紐パンなんて」
一華は真剣な顔で語った。
「私としては清水の舞台から飛び降りるつもりで」
「決めて」
「着けてるのよ」
「一華ちゃん下着いつも白で」
「その白の中でもね」
「勝負パンツね」
「パンツだけじゃなくてブラもよ」
こちらもというのだ。
「お揃いのね」
「勝負のものね」
「ええ、というか自分も勝負下着で私達によく言うわね」
「合コンとデート違うわよ」
「違ってもよ、デートはもういる人のもので」
交際相手がというのだ。
「合コンはね」
「これから作る人用ね」
「そう、だからね」
それでというのだ。
「違う様で同じでしょ、だから私達もよ」
「勝負パンツね」
「ブラもね」
「というかパンツの話で盛り上がり過ぎでしょ」
理虹は必死に話をする一華を見て言った。
「一華も」
「そう?」
「そうよ、見せるつもりないでしょ」
「まだね、というか会ってその日に手をつなぐとかもないでしょ」
「まして即座にホテルとか」
「そういうのないでしょ、というかホテルってね」
一華はそうしたホテルの話もした。
「ないわよ」
「絶対に」
「今はね、付き合ってかなり経って」
「キスとかもしてね」
「それからよ、初対面でいきなりホテルとか」
その日はというのだ。
「ないわよ」
「実際はそうよね」
「けれどホテルって調べたら凄いわよ」
こう言ったのは富美子だった、左手に自分のスマートフォンを出してそのうえでホテルのことを検索しながら話す。
「何かとね」
「そうなの」
「ジェットバスとかコスプレとかカラオケとか」
「そういうのがあるの」
「お部屋によってね」
「コスプレって」
「制服とかアニメキャラとかね」
「そうした服があるの」
「うん、調べたらね」
一華にスマートフォンを観つつ話した。
「そうよ」
「そうしたホテルって今はそうなの」
「他にも露天風呂とかあるしサウナがあるホテルもあるわ」
「何でもあるのね」
一華は富美子の話を聞いて言った。
「ただそうしたことをするお部屋じゃないの」
「そうみたいよ」
「ううん、そう聞いたら」
どうかとだ、一華は考える顔になって述べた。
「行ってみたいけれど」
「じゃあ行く?」
「だからそれは先よ」
一華は富美子にも強い声で答えた。
「ホテルに行くのは」
「やっぱりそう言うのね」
「そんなのまだまだ先で」
それでと
[8]前話 [1]次 最後 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ