第61話
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はそれをかわすと腕組みをした状態で顔面に蹴りを繰り出して鼻の骨を砕く。
「き、貴様…!」
「鼻血が出てるよ、鼻がないように再生したらどう?」
「…私を怒らせれば怒らせる程、貴様の罪は重くなるだけだぞ…!」
「ブラックがいなけりゃただの雑魚が何言ってるのかな?神様でも頭はパアな奴はいるんだねえ」
「「悟林姉ちゃん、本当のことでも言い過ぎだって、こいつは俺様達が怖くて必死なんだからさ」」
「そりゃそうだ。言ってみれば子犬が大型生物に威嚇できゃんきゃん吠えてるようなもんだからね…」
「神に対して無礼な口を…!」
「神様だからって何?お前がしてきたことと同じだよ、弱い奴は強い奴にやられる。それだけだよ、お前は…そうだね、不死身だからどんなに殴っても壊れないんでしょう?最高のサンドバッグだ。過去に連れて帰って運動不足のビルス様にプレゼントしよう。その前に…ウォーミングアップに付き合ってもらおうかぁっ!!」
「ぬおおおおっ!!?」
頭を鷲掴みにされ、超スピードで建物に激突させられる。
荒野では大岩に、海上では海に沈められ、再び建物に激突の繰り返しであった。
どんなに痛くても苦しくても不死身だから死ねない。
意識を失えば楽になれるのだろうが、意識を失う直前に頭蓋骨を砕かれる激痛で強制的に目を覚まされる。
場所による天候や時差もあって目まぐるしく風景が変わるのを呑気に感じられるのは一種の諦めか。
少なくともザマスはこの時は後悔していた、不死身になったことを。
「ははははは!どうですザマス様?地球1万周旅行も楽しいでしょおっ!!」
ザマスの頭を鷲掴みにしたまま、界王拳を40倍にまで一瞬だけ引き上げながら大きく振りかぶると全力投球した。
修行に修行を重ねて大きくパワーアップし、神の領域に至った戦闘力40倍のパワーが規格外の投擲を可能にする。
「う、うわっ!!うわああああああ!!?」
最早恥も外聞もなくあまりの恐怖に悲鳴を上げるザマス。
超高速で飛んでいくザマスは先程の苦しみがただのお遊びレベルでしかなかったことを痛感する。
「(は、早く止まらなければ…!こ、このままでは死んで…死んでしまう…!!)」
先程以上のスピードで岩と建物に激突し、自分が不死身であることを忘れてしまうほどの恐怖と苦痛を味わっているザマス。
そして悟林はザマスを追い抜いて前で静止すると、手をプラプラと揺らした。
「ザマス様、いらっしゃーい」
視覚を失う直前に見たのは拳を構えた悟林が浮かべる満面の笑顔であった。
「「悟林姉ちゃんだけは絶対に怒らせないようにしよ…」」
一部始終をある程度見ていたゴテンクスは身震いをしていた。
一方、ブラック
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