第四百八十七話 訓練と食事〜素敵なカツカレー〜その十二
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「そうはいかないよ」
「人間の知能があったら」
「うん、人間はね」
まさにというのだ。
「一番凄いことは何か」
「心、ですね」
コッコロが言ってきた。
「そして頭脳ですね」
「その二つがあるから人間だよ」
ウールはコッコロに話した。
「そうだよ」
「そうですね」
「そしてその二つこそがね」
「人間の最大の武器ですね」
「思い考える」
「そのことこそが」
「だからね」
それでというのだ。
「それ故にね」
「私達は陣形や連携もですね」
「取れるんだ、そうしたことも使って」
「戦って」
「勝っていくんだ」
「その段階になったら陣形や連携も訓練していくから」
こう言ったのはウールだった。
「訓練をしていこう」
「わかりました」
コッコロは微笑んで頷いた、そのうえで。
戦士達は訓練をしていった、そしてこの日の訓練が終わると。
ペコリーヌは入浴の後で仲間達に言った。
「お腹が空きましたね」
「いや、お昼滅茶苦茶食べたでしょ」
キャルが突っ込みを入れた。
「それでもなの」
「お昼はお昼ですから」
「夜は違うの」
「私すぐにお腹が減りますから」
ペコリーヌはキャルに笑って応えた。
「ですから」
「それでなのね」
「はい、もうです」
今はというのだ。
「お腹がペコペコ、ペコリーヌです」
「やれやれね、今日の晩ご飯は何かしら」
「お好み焼きよ」
ツクヨミが答えた。
「そちらよ」
「お好み焼きですか」
「それと焼きそばよ」
これだというのだ。
「こちらもあるわ」
「どちらも食べていいですか」
「ええ、好きなだけね」
目を輝かせるペコリーヌにクールに答えた。
「食べて」
「わかりました」
「大阪のものも広島のものもあるわ」
「どう違うのかしら」
ミツキはそう言われてもわからなかった。
「一体」
「お好み焼きには二種類あるの」
ツクヨミはミツキにもクールに話した。
「それで大阪のものと広島のものがあるの」
「そうなの」
「大阪も広島もお好み焼きの名所で」
それでというのだ。
「それぞれ作り方が違うの」
「そうなの」
「そしてそのどちらもね」
「あるのね」
「そう、だから」
「どちらを食べてもいいのね」
「そうよ」
その通りだというのだ。
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