第四百八十七話 訓練と食事〜素敵なカツカレー〜その十一
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「何かあっても無事に食べれて手当てを受けられる」
「そうなる様にしておくことか」
「そうしてこそ」
まさにというのだ。
「スサノオの出す怪人達と戦えるよ」
「そういえば」
マツリが応えた。
「怪人はスサノオが出せるだけでしたね」
「出て来るよ」
「それならこれまでは一体一体でしたが」
「それがね」
その状況がというのだ。
「もう何千何万とね」
「何万ですか」
「そうなんだ」
「何万になると」
「いや、戦えるよ」
ウールはそれは大丈夫だと答えた。
「これがね」
「そうですか?」
「うん、皆一撃で数体の怪人倒せる様になるから」
「そこまで強くなるからですか」
「だからね」
その為にというのだ。
「それだけの数の怪人達でもね」
「戦えますか」
「そうなるよ」
「その為に陣形や連携も考えていくから」
オーラも言ってきた。
「だからね」
「戦えるのね」
リマが応えた。
「僕達も」
「そうなるから」
「安心してね」
ウールとオーラは二人でリマに言った。
「これからの訓練で皆強くなるわ」
「そして連携や陣形も身に着けていくから」
「敵は確かに強いけれど」
「何しろ心がないからね」
「そういえばそうね」
リマは二人の言葉に気付いてはっとした顔になった、そのうえで戦士達に対してそれはと頷いて応えた。
「あいつ等暴れるだけで」
「何も考えてないわ」
ミヤコが空から言って来た。
「本能だけね」
「喋らないしね」
「ええ、考えてないのは明らかよ」
「それを見たら」
「知能はないわね」
ミヤコはリマに麻友を顰めさせて言った。
「あいつ等は」
「ライダーの人達が言う通りに」
「実は元々は知能があったんだ」
常盤の叔父がこのことを話した。
「あいつ等もね」
「そうよね」
「人間と何かの生きものや道具を合わせたりね」
ミヤコにさらに話した。
「元々知能のある種族だから」
「モンスターという種族もね」
オーラも話した。
「知能はあったわ」
「けれどスサノオが他の世界に出してくる怪人は知能が一切ないんだ」
常盤の叔父はまた話した。
「だからね」
「それで、なのね」
ミソギは常盤の叔父に問うた。
「あの連中は喋らないでただ単に暴れるだけなのね」
「それぞれの力でね」
「考えていないの」
「それだけの知能がなくなっているんだ」
「人間のそれが」
「うん、人間だとね」
それならとだ、ミソギにさらに話した。
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