第四百八十七話 訓練と食事〜素敵なカツカレー〜その七
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「本当に殆ど全員ね」
「そうだからね」
「なら俺達もか?」
「そうですかね」
イカッチとチャーリーも言った。
「まさか」
「そんなことはねえと思うがな」
「お二人もですよ」
「その通りよ」
こう二人に二人で告げた。
「いるわよ、そっくりさん」
「しっかりと」
「だから安心してね」
「本当にですから」
「そうなのか」
「俺達もなんだな」
イカッチとチャーリーは二人の返事に少し驚いた顔になって応えた。
「そっくりさんいるんだな」
「じゃあほぼ全員か」
「特に」
ツクヨミはペコリーヌを見て言った。
「ペコリーヌさんはね」
「私はですか」
「多いわね」
「そうなんですね」
「声の感じは違っていても」
それでもというのだ。
「魂でわかるのよ」
「それでわかるんですね」
「会えばすぐにわかるわ」
まさにその時にというのだ。
「本当にね」
「わかりました、じゃあ楽しみにしています」
「そうした出会いもあるから」
常盤も言った。
「皆その時も楽しみにしておいてね」
「わかったわ、どんな可愛い娘かしら」
リマは少女の姿で目をきらきらさせている。
「私みたいな感じかしら」
「可愛いけれど外見は似てないから」
常盤はネロのことを思い出しながら答えた。
「そちらはね」
「外見はなの」
「そうなんだ」
「そうなのね、けれどどんな娘かね」
「楽しみにしてだね」
「お会い出来る日を待っているわ」
常盤に笑顔で答えた。
「私ね」
「それじゃあね」
「それとこの世界には人間以外の種族も多いが」
明光院はこちらの話もした。
「それぞれの世界でもだ」
「人間以外の種族もいるの」
「そうだ、世界によってはな」
こうキョウカに答えた。
「そうなっている」
「そうなのね」
「人間と言っても色々だしな」
「一つのタイプじゃないのね」
「その人間それぞれで違う」
個性がというのだ。
「だからな」
「その人達と会うことも」
「楽しみにしておくことだ」
「わかったわ」
キョウカは明光院の言葉に頷いた。
「その時のこともね」
「じゃあ今はカツカレーとトマトを食べて」
サレンが言ってきた。
「牛乳も飲んで」
「明日はまた訓練よ」
ツクヨミがサレンに答えた。
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