外伝 夕張編 01 平賀の妄執
[4/10]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
の様子を、明石は見逃さなかった
《この子・・・どうかしてる・・・》
「あなたを工廠に入れたのは間違いだったわ・・・・流石にもう入れるわけにはいかないけど・・・・」
「ごめんね明石さん。お手を煩わせてしまって」
「まったくよ! お陰でしばらく肉料理は食べられそうもない・・・」
「・・・それは・・・本当にごめん!」
「もういいよ。それより、もうこんな馬鹿な事はしないと誓って!」
「うん・・・解剖はもう止める・・・・それでいいかしら?」
「・・・《解剖》はって・・・・まだ何かやるつもり?」
「・・・さぁ・・・どうでしょう?・・・・今のところはまだ何も思いついてないので」
「・・あなたね・・・」
《・・・どうして、こうなるのよ・・・・》
明石は、深いため息をついた
「・・・・夕張・・・・・あなたには失望したわ・・・・・」
「・・・だから、悪かったって・・・」
「あなたは何もわかってないっ! 何のために私が・・・・・・」
《-C-nf-g-sy--<-----gaGa---------!------pi----zzz---a-----da------ga------!!!!》
突然・・・・明石の思考がフリーズする・・・・・
「・・・・・私が・・・・・・・・・・何・・・だっけ?」
「・・・明石・・・さん?」
「・・・ごめん・・・・何の話だっけ?・・」
「ううん、何でもない・・・例によって、私が暴走して叱られてただけだから・・・」
「・・・そう・・・だっけ?」
《・・・ちょっと心配かけすぎちゃったかしら・・・・・ホントに・・・・もうやめとこ・・・・まぁ・・それはそれとして・・・・》
「・・・もう、いいかしら? 部屋に戻って解剖データを検証したいのだけど?」
「・・え・・・・解剖?」
「そ。 忘れないうちに色々見ておかないとね!」
そう言い残して、夕張は二人を後にして自室に籠もった
「大丈夫かい? 明石さん?」
提督の呼びかけで、ようやく明石は正気を取り戻す
「・・そうか・・・夕張がやらかしたんでしたね・・・・」
「少し休んだ方がいい・
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2025 肥前のポチ