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絶撃の浜風
外伝 夕張編 01 平賀の妄執
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の様子を、明石は見逃さなかった





《この子・・・どうかしてる・・・》




「あなたを工廠に入れたのは間違いだったわ・・・・流石にもう入れるわけにはいかないけど・・・・」


「ごめんね明石さん。お手を煩わせてしまって」


「まったくよ! お陰でしばらく肉料理は食べられそうもない・・・」



「・・・それは・・・本当にごめん!」


「もういいよ。それより、もうこんな馬鹿な事はしないと誓って!」


「うん・・・解剖はもう止める・・・・それでいいかしら?」


「・・・《解剖》はって・・・・まだ何かやるつもり?」


「・・・さぁ・・・どうでしょう?・・・・今のところはまだ何も思いついてないので」




「・・あなたね・・・」






《・・・どうして、こうなるのよ・・・・》




明石は、深いため息をついた





「・・・・夕張・・・・・あなたには失望したわ・・・・・」



「・・・だから、悪かったって・・・」



「あなたは何もわかってないっ! 何のために私が・・・・・・」








《-C-nf-g-sy--<-----gaGa---------!------pi----zzz---a-----da------ga------!!!!》








突然・・・・明石の思考がフリーズする・・・・・







「・・・・・私が・・・・・・・・・・何・・・だっけ?」






「・・・明石・・・さん?」





「・・・ごめん・・・・何の話だっけ?・・」






「ううん、何でもない・・・例によって、私が暴走して叱られてただけだから・・・」





「・・・そう・・・だっけ?」









《・・・ちょっと心配かけすぎちゃったかしら・・・・・ホントに・・・・もうやめとこ・・・・まぁ・・それはそれとして・・・・》






「・・・もう、いいかしら? 部屋に戻って解剖データを検証したいのだけど?」







「・・え・・・・解剖?」






「そ。 忘れないうちに色々見ておかないとね!」







そう言い残して、夕張は二人を後にして自室に籠もった









「大丈夫かい? 明石さん?」



提督の呼びかけで、ようやく明石は正気を取り戻す



「・・そうか・・・夕張がやらかしたんでしたね・・・・」



「少し休んだ方がいい・
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