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俺、ツインテールになります。外伝〜追憶のテイルチェイサー〜
Episode2「おもいで」
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。
「私は
追跡者
(
チェイサー
)
。元々逃げる側じゃなくて、追いかけるのが役割よ」
「あの馬鹿!!何やってるの!!」
「余所見してる暇があるんですか!ハアッ!!」
火花を散らしては弾かれあい、またぶつかり合って。
それを何度か繰り返し、竹槍とウェイブエッジが再び鍔迫り合う。
スピード戦に優れた者同士の戦いは、その周囲に軽く竜巻を起こしていた。
「負けられない!テイルソニック、お前にだけは負けられない!!」
叫びながら竹槍に込める力を強めるレッサーパンダギルディ。
「私だって……負けるわけにはいかないんですよッ!!」
竹槍を弾き返し、ウェイブエッジを振り下ろすトゥアール。
バキッという大きな音と共に、竹槍は真っ二つに折れた。
「何ッ!?私の竹槍が……!!」
「あなた達とは……」
間髪入れずに今度はレッサーパンダギルディの体を斬り上げる。
更に柄を持ち替えて、反対側の刃でもう一閃!!
「あなた達とは、戦っている理由が違うんです!!ツインテールを守る為、
幼女
(
こども
)
達を守る為、この世界を守る為!!そして……大切な家族を守る為に戦う私は、あなた達には絶対に負けません!!」
ダメ押しに右足で蹴り飛ばす。
レッサーパンダギルディは悲鳴を上げながら後方へ……起き上がれず、地面に転がっているパンダギルディの方へと飛んで行った。
「いったぁ……アンタ!いつまで寝てるつもりなんだい!!」
「うぅ……、ちょっとはしゃぎ過ぎたアル……。こうなったら今度こそ必殺技で決めてやるアル!!」
折れて元の長さの半分くらいになってしまった竹槍と、追いかけっこの邪魔だと仕舞っておいた笹槍を再び交差させる二体。
「「必殺!!
少年少女への想いを妨げる短絡者達への断罪閃光
(
ローリング・シヨート・スパーンキング
)
!!」」
「「長い!!」」
ルビが無ければ、いずれ別の世界で出会うことになるリザドギルディ並みに長ったらしいだけの技名に、思わずつっこむツインテイルズ。
そしてツッコミの直後、テイルチェイサーは二体の方へと正面から突っ込んでいった。
「な!?シルファ、何を考えているのですか!?」
驚くトゥアールの事も構わず、シルファは加速する。
「なんだと!?まさか気づいたのアルか!?」
驚き、顔をしかめるパンダギルディ。
レッサーパンダギルディも同じように、焦りの浮かんだ表情へと変わる。
「二回も見てたら分かるでしょ。アンタたちのその技は、互いの属性力を合わせて撃つ。だから、溜め時間が長い!!」
自身の最高速度まで加速し二体の眼前に躍り出ると、シルファは拳を握った。
「チェイサーフィストォォォ!!」
自身に循環するツイ
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