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俺、ツインテールになります。外伝〜追憶のテイルチェイサー〜
Episode1 「起動」
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から……」

 広告から目を逸らし、食料品コーナーへと足を運ぶトゥアール。

「トゥアール……さん……?」

 イースナは物陰から出て、移動しようとしたところで、トゥアールの後ろ姿を見て思わず立ち止まる。
 心なしか、その背中は少し哀愁が漂っていて、揺れるツインテールはどこか寂しげだった。



 夕刻 トゥアールの自宅

 あんまり人気のない通りに、ぽつんと佇む一軒の建物。
 他の民家に比べれば遥かに大きな邸宅は、私の研究施設だ。

 住居スペースの玄関の鍵を開け、中に入る。

「ただいま帰りました……」

 答える声はない。当然です。ここには、私一人しか住んでいないのですから。

 玄関のドアを閉め、靴を脱ぎ、そのまま台所へと直行する。
 買ってきた食料品を冷蔵庫に詰めると、溜息をついた。

 いつからだろうか。寂しい、と感じるようになってしまったのは。

 アルティメギルからこの世界を守れるのは、私しかいない。とはいえ、独りで戦い続けていると、少し心細くなってくるものです。

 街に出れば、私に憧れた子ども(ようじょ)たちが寄ってきてくれますけど、こうして家に帰れば私は独り。

 出迎えてくれる者もなく、ただ夕食を食べ、テイルギアのメンテをして、お風呂に入って、寝室で眠りについて。
 朝が来れば朝食の後、幼女たちの見送りをしたらラボに篭って研究に打ち込んで。
 エレメリアンが現れれば出撃して……。

 この繰り返しにも慣れていましたが、それでも寂しさだけは消えなかった。

 なら、さっさといい男でも見つければいいのかもしれませんけど、私は幼女の方が好きなので。
 正直それは今のところ、選択肢にありませんし。

 ………だから、ロボペットの広告を見た時に、ちょっと立ち止まってしまったのかもしれませんね。

 それに、ラードーンギルディの属性玉がツインテール属性だったと知った時、私と一緒に戦ってくれる仲間が欲しい、なんて一瞬考えてしまったのも……。



「属性玉エレメーラオーブ……ロボペット……仲間………ですか……」



 その時、私の頭脳に光明が走った。

 何気なく呟いたこの三つが結びつき、一つのアイディアへと結実する。

「そうだ……その手がありましたか…!」

 ラボに駆け込むと、すぐに私は製作に取りかかった。
 食事を取るのも忘れ、時間がどんどん過ぎていくのも気にせず、ただ、この作業に没頭した……。



 次元の狭間 アルティメギル移動艇

「ラードーンギルディが敗北した、か……」

 移動基地の中央会議室に集まったエレメリアン達。
 その中心に立つ、竜を模した漆黒の甲冑をまとった、一際巨大なエレメリ
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