第59話
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片手でいなされている。
「どうした?それが攻撃か?力もまともに出せない程にまで腑抜けやがって!!それで悟空達と未来に行くつもりだったのか!闘いを甘く見るのもいい加減にしろ!!」
ピッコロが大振りの拳を悟飯の横っ面に叩き込んで岩に叩き付けるのと同時に腕を伸ばして悟飯の顔面を掴み、そのまま何度も岩に凄い勢いで激突させる。
「うわあああああ!!」
「悟飯!この修行でお前の足りない部分を教えてやる!!」
腕を伸ばした状態で悟飯を持ち上げると悟飯の全身を腕で締め上げる。
「うあ…っ!ピッコロさん…こんなにパワーを上げていたなんて…!」
「お前が修行を疎かにしていた時も俺は悟林と激しい修行をしてきたんだ。今のお前如き本気を出すまでもない!!」
今のピッコロの戦闘力はセルと闘った時の悟飯を遥かに超えており、今の悟飯では腕の拘束を緩めることも出来ない。
ピッコロはそのまま締め上げて気絶させると地面に叩き付けて気絶から目を覚まさせた。
「ぐっ…」
「俺にもまともに闘えないお前が良く未来に行こうなどと思えたな。お前の悪い癖だ、普段は謙虚でありながら自分の力に自惚れているところがある…だからお前は老界王神様に潜在能力を解放してもらったにも関わらずブウに負けたのだ。お前はあの時、ブウを倒せたにも関わらずその力に慢心し楽しんでしまった。その結果お前はブウを逃がし、負けてしまった。お前は肝心なところで詰めが甘いのだ!…尤も悟林のようにやりすぎも困るがな」
悟林の闘い方はやりすぎと言えるほどに徹底的に敵を叩き潰すスタイルだ。
そのため、フリーザとの闘いの時は地球ごと吹き飛ばしかけたりもしたので、こう言うところも含めて極端な姉弟だと思う。
「悟飯、お前が常に悟林に先を行かれている理由は何だ?」
「?そ、それは…!姉さんが僕より才能があるから…」
「お前達姉弟の元々の才能は同じレベルだ。前に会った未来の悟飯は俺達の時代の悟林と同レベルだぞ」
そうでなければサイヤ人との闘いの時も、セルとの闘いの時も悟林と同レベルの戦闘力になどとても至れない。
「お前になく、悟林や未来の悟飯にある物…それは戦士としての覚悟だ。」
「覚悟?もう闘うことは怖くは…」
「そう言う意味じゃない。お前は実力云々以前に1人でも油断せずに闘い抜こうとする覚悟が欠如している。お前には常に悟空と悟林が傍にいた。そしてお前も気付かないうちに2人に任せておけば良いと言う甘えがある…そのせいでお前はブウに吸収されたんじゃないのか?」
「!?」
「ブウに吸収されていたのは俺も同じだから偉そうには言えん。だが、悟林が戻ってきた時に何故加勢しなかった。お前が加勢していればブウが更なる純粋な悪となり、地球が危機に
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