第59話
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言うと悟林もまたカプセルコーポレーションを飛び出してカメハウスに向かった。
「亀仙人のお爺ちゃーん!魔封波教えてーっ!!」
「は?」
そしてカメハウスではいきなり現れた悟林に亀仙人が首を傾げるのであった。
一方、神殿に着いた悟空とベジータは精神と時の部屋に入る。
「なあ、ベジータ…悟林のことだけどよ」
機嫌が悪いベジータに悟空が自分なりにフォローしようとしたが、先にベジータが口を開いた。
「分かっている、あいつの考えなどな…今の俺が一番ムカついているのはブラックでも悟林でもない。あんな挑発に言い返せなかった俺自身だ…!」
界王拳の有無は本当に大きく、実際界王拳込みでの戦闘力ではベジータが一番弱いのは事実なのだ。
「この修行で…超えてやる!ブラックを!カカロット!界王拳を使ってこい!!」
「ベジータ、まさかおめえ…」
「俺は俺のやり方で進化する!そのためには今の俺より遥かに強い相手が必要だ!!」
サイヤ人は強敵との闘いで進化する。
それを超サイヤ人ブルー界王拳の悟空でやろうと言うのだ。
無茶だと言いたかったが、今回の相手はそれだけの無茶をしなければ勝てない相手だ。
「分かった……死ぬなよ…ベジータ」
「ふん!大きなお世話だ!!」
悟空が超サイヤ人ブルーに変身し、その上で10倍界王拳を発動して構えるとベジータも超サイヤ人ブルーに変身して何とか進化の道を模索しようとしていた。
そしてピッコロは悟飯の気を頼りに追い掛けると、そこは嘗てピッコロが姉弟の師匠となり、サイヤ人の襲撃に備えて修行をしていた荒野であった。
悟飯はそこで衰えた力を取り戻そうと拳や蹴りを繰り出して必死に修行していた。
「1人では効率が悪いだろう。俺が相手になってやる」
「ピッコロさん!」
ターバンとマントを脱ぎ捨てたピッコロが悟飯の服装を悟空と悟林が愛用している亀仙流の道着に変えた。
「その服装では動き辛いだろうからな、変えさせてもらったぞ」
「すみません…」
「懐かしいな、ここでお前はサイヤ人の襲撃に備えて俺と悟林と共に修行をした。その時にお前に与えた道着も同じだ…何もかもな」
「え?」
良く見ると悟飯が着ている道着は悟空と悟林が使っている無地の物ではなく、“魔”の文字が刷られている物である。
ピッコロは言外に、今の自分はあの時の甘ったれていた自分と変わらないと言いたいのだろう。
今着ている道着がその証拠のように思えた。
「掛かってこい、まずはお前のその鈍りきったその体を徹底的に鍛え直してやる!」
「…よろしくお願いします!」
久しぶりの師弟同士の修行が行われている一方で、場所はカメハウスに戻り、悟林は亀仙
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