第59話
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りが静まり返る。
滅多に怒らない悟空の怒声にはそれだけの力があり、色々なことがありすぎて悟空も参っていたのかもしれない。
「お父さん、落ち着いて」
「あ、ああ…すまねえ。悟飯、今のおめえは力がねえ。行っても無駄死にするだけだ。早くビーデルとパンのとこに帰れ」
悟林に声をかけられた悟空は冷静さを取り戻して悟飯に家に帰るように促す。
「と、父さん!僕だってもう1人の僕やトランクスさんと一緒にセルと闘ったのに…どうして僕だけ!?」
「何言ってるの、何かと修行サボって闘うのを嫌がってた癖に。闘わなくて良いって言われてるんだから喜べば?お前はさっさと家に帰って仕事しなさい。セルと闘った時より弱いお前に出来ることなんて何もないよ」
「姉さん!」
「はっきり言わないと分からない?役立たずはさっさと引っ込めってことだよ。闘いで一番困るのはお前みたいな実力も覚悟もない半端者がいることなんだよ」
悟飯が食い下がろうとしても悟林が一蹴し、無理やり外へ放り出した。
「…すまねえ悟林、オラが厳しく言えねえから嫌われるようなことさせちまって」
「良いんだよ、私も悟飯に死んで欲しくないからね」
悟林とてあそこまで言う気はなかったが、闘いのレベルが上がったこともあり、今の悟飯では援護すらもまともに出来ないだろう。
死なせないためには無理やりにでも止めるしかない。
「悟林、悟飯のことを俺に任せてみてくれないか?」
「ピッコロさん?」
「別の世界とは言え、悟飯だけでなくビーデルとパンも殺されたんだ…また同じようなことがないとも限らん。俺がまた一から鍛え直してやる」
「出来るの?こう言っちゃあ、アレだけど今のピッコロさんに悟飯を厳しく指導出来るの?」
元々ネイルと同化してから加速度的に性格が軟化し、ピッコロの善の化身とも言えた元神と同化してからは厳しくあるが以前のような態度を取れるのか疑わしいレベルで穏やかになっている。
「勿論だ…あの時と同じような激しい修行をな…武運を祈るぞ」
ピッコロは悟飯の元に向かい、悟空もベジータと共に精神と時の部屋に向かおうとする。
「それじゃあオラ達も行ってくる。悟林も魔封波を覚えるの頑張れよ」
「勿論、頑張って」
早速ブラックを倒すために瞬間移動で神の神殿に修行しに向かう悟空達。
「それにしても悟林ちゃんがベジータを挑発するなんて珍しいわね」
「ベジータさんはプライドを刺激すればするほど、強くなる人だからね。本当は弱いなんて思ってないけど、ブラックを超えるには刺激しとかないと」
「悟林ちゃんってベジータの扱い分かってるわね…」
「そりゃあ、私もサイヤ人だし、あの人との付き合いも長いからね」
それだけ
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