ハーケン会戦〜白と灰の翼の出撃〜
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事は……!」
「戦場の混乱のどさくさに紛れてハーケン門を陥落させるつもりか……ッ!」
映像端末に映るハーケン門へと向かい始めたガルガンチェア1号機の様子を見たアネラスは不安そうな表情で、アガットは厳しい表情で声を上げた。
「――――――いえ、正確に言えば地上からの突破を目指すヴァンダイク元帥達に目を向けさせない為の”囮”をして連合軍や王国軍の注意を自分達に向ける事が目的なんでしょうね。――――――自分達に協力しているとはいえ、民間人を盾にするなんて、さすがは自国の皇女の言葉も無視した卑劣な人達ねぇ?」
「な……まさか、あの戦艦に民間人が乗船しているの……!?」
「それもエレボニア帝国軍に協力している民間人だと……?」
「い、一体どんな人達が……」
「エレボニア帝国軍に協力……”民間人”………――――――!まさか………イリーナ会長とシュミット博士があの戦艦に乗船しているのかい……!?」
レンが口にした驚愕の事実を聞いたその場にいる全員が血相を変えている中エレインは厳しい表情で声を上げ、ジンは真剣な表情で考え込み、セドリックが困惑している中察しがついたオリヴァルト皇子は信じられない表情でレンに訊ねた。
「ご名答♪」
「!!」
「そ、そんな……!?あの戦艦に母様が……!?」
「しかもシュミットの爺ちゃんまで乗船しているって、一体どういう事〜!?」
オリヴァルト皇子の推測にレンが笑顔で肯定するとシャロンは目を見開き、アリサは表情を青褪めさせて声を上げ、ミリアムは信じられない表情で声を上げた。
「イリーナ会長は『夫が戻っているかどうかの確認』、シュミット博士は『1番弟子の仕上がりの確認』という理由で”それぞれ二人に接触したメンフィルの諜報部隊によるエレボニア帝国軍からの脱走の誘いを2度も断った”のだから、”そういう事”なのでしょうね。」
「………ぁ………」
「会長………」
「え、えっと……シュミット博士の”1番弟子”という方は一体誰の事なんですか……?」
「……アリサ君の父君――――――フランツさんだよ。」
「そいつは………」
やれやれと言った様子で肩をすくめて呆れた表情で答えたレンの話を聞いたアリサは呆け、シャロンは辛そうな表情を浮かべ、ティータの疑問に重々しい様子を纏って答えたアンゼリカの答えを聞いたジンは複雑そうな表情を浮かべ
「レン皇女殿下がお二人が現在あの戦艦に乗船している事を存じているという事は、連合軍や王国軍が意図的にエレボニア帝国軍の旗艦への攻撃を避けていた理由はお二人が乗船していたからだったのですか……」
アルゼイド子爵は重々しい様子を纏って推測を口にした。
「二人の性格を考えたらエレボニア帝国
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