ハーケン会戦〜白と灰の翼の出撃〜
[4/12]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
リヴァルト皇子は複雑そうな表情で呟き、サラは怒りの表情で声を上げ、エレインとジンは複雑そうな表情で呟き、シャロンは真剣な表情でレンを見つめながら指摘した。
「そ、そういえば……」
「あたし達に連合や王国が隠していた情報を随分と教えてくれたようだけど……貴女の事だから、単にあたし達が知らなかった情報を暴露してあたし達の反応を見たかったという理由ではないでしょう?」
「わたし達と話す事でわたし達があの戦場に向かう事を少しでも遅らせる為の時間稼ぎ……?ううん、”月の霊場”でのリィン君達の話だとリィン君達は既に今回の作戦の際のわたし達を足止めするメンバーを決めていたのだから、レボリューション――――――高速巡洋艦の指揮を担当しているレン皇女殿下がそんな非効率な事はしない……!」
「ま、今の状況を考えるとレボリューションを使って学院長達――――――エレボニア帝国軍に更なる痛手を与える為だろうね。」
「……………………」
「この状況でテメェはどんな腹黒い事をするつもりか黙っていないでとっとと言えやっ!」
シャロンの指摘を聞いたエリオットは不安そうな表情でレンを見つめ、シェラザードは真剣な表情で呟き、トワはレンの考えを推測しようとし、フィーは厳しい表情でレンを見つめている中レンは何も語らず静かな笑みを浮かべて黙り込み、その様子を見たアッシュはレンを睨んで怒鳴った。
「………ああ、”やっぱりせめてもの援護をするつもりのようね。”」
「レンちゃん……?」
「オレ達から視線を外して、”何か”を見ている……?」
「恐らく見ているものは端末の情報だと思うが……」
「!おいっ、まだ生き残っていたガルガンチェア――――――エレボニア帝国軍の旗艦が動き出したぞ!?」
その時レンはアリサ達から視線を外して何かを見ながら呟き、その様子を見たティータが不思議そうな表情をしている中ガイウスとアンゼリカは考え込み、何かに気づいたクロウは血相を変えて声を上げた。
〜ガルガンチェア1号機・ブリッジ〜
「……せっかくのお気遣いを無下にしてしまい、申し訳ございません、元帥閣下。ですが、自分達は帝国軍の一員としてむざむざと多くの戦友たちの死を無駄にした挙句、祖国が敗戦する事実を受け入れる事はできません……!――――――総員、ハーケン門の突破を目指している元帥閣下達の援護の為にこの戦艦を敵軍の注意を惹きつける為の囮とする!何としても元帥閣下達をハーケン門に辿り着かせるぞ!」
「イエス・サー!!」
一方その頃レリウス中佐は軍人達に指示をしてガルガンチェアをハーケン門へと向かわせ始めた。
〜カレイジャス・ブリッジ〜
「ハーケン門方面に向かい始めたという
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2025 肥前のポチ