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英雄伝説〜灰の騎士の成り上がり〜
ハーケン会戦〜白と灰の翼の出撃〜
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揮はウォレス准将とゼクス将軍に任せて灰獅子隊への合流をして灰獅子隊によるヴァンダイク元帥の討伐に協力する指示を出した上、更に今回の要請(オーダー)のみ特別に星杯騎士団―――それも守護騎士(ドミニオン)が灰獅子隊に加わっているのよ♪」

「何ぃっ!?」

「星杯騎士団――――――それもよりにもよって守護騎士(ドミニオン)まで灰獅子隊に加わっているですって!?」

「しかも”黄金の羅刹”まで灰獅子隊に合流するとか、幾ら何でも戦力過剰過ぎなんですけど!?」

レンが口にした更なる驚愕の事実を聞いたその場にいる全員が再び血相を変えている中アガットは厳しい表情で、シェラザードは真剣な表情で声を上げ、ミリアムは表情を引き攣らせて声を上げた。

「そ、そんな……どうして星杯騎士団――――――七耀教会が守護騎士(ドミニオン)程の教会にとっては重要な戦力をヴァンダイク元帥の討伐の為にリィンさん達の所への派遣を……」

「……多分だけど、ルーレとオルディスでトマス教官とロジーヌがわたし達に協力した件でできたメンフィルに対する”借り”を返す為なんじゃない?」

「そういえば、バルクホルン神父によると教会は”盟約”を一向に結ぼうとせず、古代遺物(アーティファクト)を活用しているメンフィル帝国との関係があまりよろしくないという話だったね……」

「そんなメンフィル帝国に対して作ってしまった”借り”をそのままにしていたら今後の星杯騎士団の活動に支障が出かねないと判断して、その”借り”を返す為に今回の戦争にとって一番肝心な戦いとなるこの大戦で守護騎士(ドミニオン)を学院長を討って大戦を早期に終わらせようとする灰獅子隊に派遣したのね……!」

「元々今回の戦争では教会も連合に間接的に協力している話からして、いずれ直接的に強力――――――戦争に教会の戦力を投入する事は予想していましたが、よりにもよって、このタイミングで戦力――――――それも守護騎士(ドミニオン)を投入するなんて……」

「”事実上の決戦となるこのタイミング”だからこそなんだろう。守護騎士(ドミニオン)程の重要な戦力を派遣した理由は、恐らく灰獅子隊の活動を妨害したのが守護騎士(ドミニオン)だった為、その”借り”を返す為には同格である守護騎士(ドミニオン)を灰獅子隊に協力させるべきと判断したんだろうな。」

「それらの動きをわたくし達が把握できたなかったのも、トマス様達が教会からの情報を得られなくなったからでしょうね……それよりも先程から気になっているのですが”リィン様達が本格的に動き始めているにも関わらず、何故レン皇女殿下――――――レボリューションはリィン様達と別行動をしているのですか?”」

信じられない表情で呟いたセドリックの疑問にフィーは自身の推測を口にし、それを聞いたオ
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