暁 〜小説投稿サイト〜
英雄伝説〜灰の騎士の成り上がり〜
ハーケン会戦〜白と灰の翼の出撃〜
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――――――メンフィル帝国軍の諜報部隊が集めた情報を考慮すれば戦艦に乗船している民間人――――――イリーナ会長達は”自分達が乗船している戦艦は戦闘によって撃墜される可能性があると理解した上で乗船している事に加えてエレボニア帝国軍に協力していれば、当然エレボニア帝国軍と敵対している勢力に命を狙われる覚悟”をしているように見える。そして王国の存亡がかかった戦いでそのような覚悟を持って敵軍に協力している者達を気にかける余裕は我々王国軍にはない。たった二人の……それも敵軍に協力している民間人の命と女王陛下達や王国に住まう多くの国民達の命……比べるまでもないだろう。」

「ユリアさん……」

「待って……お願い……」

静かな表情で答えたユリア准佐の指摘を聞いたティータは複雑そうな表情を浮かべ、アリサは懇願するかのような表情で呟き

「それじゃ、レン達はこれで失礼するわ。念の為に先に言っておくけど、もしレン達に攻撃したら”本気でカレイジャスやそっちの騎神達を撃墜対象に認定して、カレイジャスやそっちの騎神達も攻撃するわよ。”その時は”最後の警告”だけはしてあげるから、その警告を聞いてもレン達への攻撃を続けるのだったらティータだけは本人が拒否しても無理やり逃がしてあげなさいよ。」

「自分もこれで失礼します。――――――どうか、冷静に考えた上で”自分達がこの状況で何を成す事ができるのかの判断”をして行動して下さい。」

()めてぇぇぇぇ――――――ッ!!」

レンとユリア准佐がそれぞれ通信を切るとアリサは悲鳴を上げた。



〜レボリューション・ブリッジ〜



「―――――これより”白き翼”と連携してガルガンチェア1号機の撃破をする。せめてもの慈悲に敵艦の武装を全て無力化した上で敵艦に降伏を勧告し、それでも降伏に応じなかったら敵艦を全武装による一斉砲撃で撃破するわ。総員、敵艦の動きは当然として”紅き翼”の動きにも注意しなさい!――――――”灰色の翼”レボリューション、出撃!!」

「イエス・マイロード!!」

カレイジャスとの通信を切ったレンは号令をかけ、レンの号令にブリッジにいる軍人達は力強く答えた。



〜アルセイユ・ブリッジ〜



「―――――これより”灰色の翼”と連携して敵艦を撃破する。総員、何としても敵艦をハーケン門に届かせるな!――――――”白き翼”アルセイユ、出撃する!」

「イエス・マム!!」

同じ頃ユリア准佐も号令をかけ、ユリア准佐の号令にブリッジにいる王国親衛隊員達は力強く答えた。



そしてそれぞれ出撃したアルセイユとレボリューションはガルガンチェア1号機を挟み込むように移動した後ガルガンチェア1号機への攻撃を開始し、更に本陣で待機していたク
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