第四百八十七話 訓練と食事〜素敵なカツカレー〜その六
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「カレーも栄養バランスがいいけれど」
「牛乳もですね」
「うん、身体にいいから」
こうサレンに話した。
「味の組み合わせにね」
「栄養のことも考えて」
「牛乳にしたんだ」
飲みものはというのだ。
「そして付け合わせはね」
「トマトですね」
「こちらもだよ」
「栄養があって」
「味の組み合わせもいいからね」
だからだというのだ。
「こちらにしたんだ」
「そうですか」
「うん、トマトはビタミンが豊富だからね」
「よく言われますね」
アカリがこう言ってきた。
「トマトが赤くなると」
「お医者さんが青くなるだね」
「皆さんが食べて健康になるからですね」
「そうだよ、だからトマトもね」
「食べるといいですね」
「いい付け合わせだしね」
それにというのだ。
「そしてね」
「栄養もあるので」
「是非ね」
「食べていくことですね」
「沢山食べて」
そうしてというのだ。
「そしてよく寝てね」
「よく食べてよく寝て」
シズルが応えた。
「そうしてですね」
「また明日ね」
「よく訓練をするんですね」
「そうしていこう、そうして」
「強くなればいいですね」
「そうだよ」
「わかりました」
シズルは笑顔で応えた、そしてだった。
ここでオーラは少女達を見て言った。
「しかし皆ね」
「どうかしましたか?」
コッコロが応えた。
「何か」
「これまで私達が巡った世界にそっくりな娘がいる娘ばかりね」
「そうだよね」
ウールも言った。
「皆ね」
「そうね」
「うん、そうした娘がね」
「本当に多いわね」
「僕が見てもね」
「これは凄いわ」
「それは私もか」
イリヤは二人に自分のことを問うた。
「流石に私の様な者はそうはいないだろう」
「いるよね」
「ええ」
二人はそのイリヤに二人で話す形で答えた。
「ちゃんとね」
「そうだよね」
「私もなのか」
イリヤは二人の返事に仰天した。
「私の様な者はそうはいないと思ったが」
「それがいるから」
「他の世界には」
「他の娘だってそうだよ」
「どの娘もね」
「多い少ないはあっても」
「いるわよ」
こう言うのだった。
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