第四百八十七話 訓練と食事〜素敵なカツカレー〜その五
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「このことはね」
「そうよね」
「人間としてよね」
「そういうことなんだ、人間としてね」
そうした意味でというのだ。
「君臨するとかじゃなくて」
「支配するとかじゃなくて」
「うん、心豊かでね」
「人を助けられる人ってことね」
「そうなんだ」
こう言うのだった。
「俺が言う王様は」
「そのことがわかったわ」
「それは何よりだよ」
「そうなれば」
ここでだ、言ったのはエリコだった。いつも通り不気味な黒いオーラをその身体に漂わせて喋っている。
「ユウキ様も王様ですね」
「そうだね」
常盤も否定しなかった。
「ユウキもね」
「そうですね」
「彼は王様だよ」
「だからこそです」
黒いオーラを放ちながら話した。
「私も好きなのです。くすくす」
「好きなのはいいけれど怖がらせたら駄目だよ」
常盤はそのことはと注意した。
「くれぐれもね」
「そうですか」
「あくまでね」
「穏やかにですか」
「そうしていこう」
「わかりました」
エリコも常盤の言葉に頷いた、そうしてだった。
戦士達はカツカレーに牛乳も飲んだ、クリスはその牛乳を飲んで言った。
「この組み合わせがいい」
「確かに」
ジュンも飲みつつ頷いた。
「カレーに牛乳は合う」
「そうだな」
「カツともね」
カレーだけでなくというのだ。
「こちらとも合うわ」
「それが牛乳だな」
「本当にそうね」
「牛乳っていいわね」
スズメも飲みながら話した。
「色々な食べものに合って」
「しかも牛乳自体も飲みやすい」
クリスはごくごくと飲みつつ話した。
「色も真っ白で」
「いいですか」
「私は好きだ」
口の周りに付いたものを舐め取ってから述べた。
「毎日飲んでいい」
「お酒だけではなくて」
「こちらもな」
「そうですか」
「確かに牛乳っていい飲みものよ」
サレンも言ってきた。
「乳製品を作ることも出来るしね」
「チーズとかヨーグルトとか」
「バターもね」
ハツネにこう返した。
「そうした意味でもよ」
「牛乳はいいものね」
「本当にね」
こう言うのだった。
「カレーもいいけれど」
「牛乳もいいのね」
「両方ね」
「飲みものも考えたんだ」
常盤の叔父が笑顔で言ってきた、彼も牛乳を飲んでいる。
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