第四百八十七話 訓練と食事〜素敵なカツカレー〜その三
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「どうぞ」
「あれっ、ここは」
「はい、一瞬でワープしましたけれど」
それでもというのだ。
「王宮です」
「ペコリーヌさんのお家だよね」
「そうなりますね」
ペコリーヌはにこりとして答えた。
「ここに生まれ育ってきましたから」
「そうだよね」
「それでここの食堂で、です」
「皆で食べるんだ」
「これからそうなります、皆さんの寝起きする場所もです」
こちらもというのだ。
「これからはです」
「ここなんだ」
「広いし設備も整っていますから」
こうした条件が揃っているからだというのだ。
「ですから」
「そうなんだ」
「ではここで」
「これからはだね」
「食べて寝て起きて」
「それでだね」
「訓練をしていきましょう」
笑顔で言ってだった。
ペコリーヌは仲間達を王宮の食堂に案内した、そしてそこでカツカレーを食べたがそれを食べてだった。
キャルは一口食べてだ、目を丸くさせて言った。
「これは」
「美味しいですね」
「ええ、かなりね」
隣の席のペコリーヌに答えた。
「美味しいわ」
「これがカツカレーです」
「そうなのね、このカレーとルーの組み合わせがね」
これがというのだ。
「絶品ね」
「やばいですね」
「やばい位美味しいわ」
実際にというのだ。
「これは」
「ちなみにお料理は皆さんでしました」
コッコロも言ってきた。
「そうしました」
「あんた達でなの」
「はい」
キャルに即答で返した。
「そうです」
「そうなのね」
「そしてです」
コッコロはさらに話した。
「常盤さんの叔父さんも手伝ってくれました」
「それでどうかな」
笑顔でだ、常盤の叔父も言ってきた。
「気に入ってくれたかな」
「かなりね」
キャルは常盤の叔父にも答えた。
「そうなったわ」
「それは何よりだよ」
「カレーライスは食べたことがあっても」
「カツカレーはなんだ」
「ええ、味付けも素敵だし」
即ち美味いというのだ。
「だからね」
「気に入ってくれたんだね」
「本当にね、このカレーライスとカツの組み合わせが」
「いいよね」
「恐ろしいまでに美味しいわ」
こう言うのだった。
「病みつきになりそうよ」
「これは本当に美味しいわ」
リマは人間の姿で言ってきた。
「何杯でも食べられるわ」
「あれっ、君人間の姿になっているんだ」
常盤はこのことに気付いた。
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