暁 〜小説投稿サイト〜
DOREAM BASEBALL 〜夢見る乙女の物語〜
クロスファイヤー
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は、球種が読まれていない時に限る。
キンッ
「「!!」」
追い込み方も決め球も、コントロールも完璧だったはずのボール。しかし莉子は投げた瞬間に体を開き、スイングするというよりも当てるといった感じにボールを捉えた。
「ショート!!」
打球はレフト、ショート、サードの間へと上がる。あらかじめレフト寄りに守っていたショートが飛び込むが、打球はそのグラブを掠めるように落ちる。
「ボール二つ!!」
落ちたボールをレフトが処理し二塁へ送球する。素早い対応だったことで莉子は一塁を回ったところでストップしていた。
(分かりやすすぎたかな?完全に読まれてた)
意識付けのために極端なリードを試みたがそれにより彼女からは読まれてしまい、うまく捌かれてしまった。しかし、岡田はベンチの佐々木が手で丸を作っていることに気が付く。
(水島がうまかっただけか。そりゃそうだよね、普通のバッターならわかってても差し込まれて内野ゴロが関の山だろうし……)
自分たちのやり方に何も間違いがなかったことを確認した少女たちはアウトカウントを確認し合うと、次の打者へと意識を移す。
(U-18では一番を務める強打者……でも、左打ちである限り山口を打つのは無理だよ)
女子野球トップクラスの強打者を打席に迎えながらも余裕な表情を崩さない翼星ナイン。対する優愛はいつも通りのマイペースさで打席へと入った。
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