第六十八話 入学式その六
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「自分の子供達にもよ」
「公平にね」
「そうしなさいね」
「わかったわ」
「そのことはくれぐれもね」
「そんな人もいるしね」
世の中にはです、
「見ていて気分よくないし」
「そうでしょ、子供が何人かいても贔屓していると」
「見ていてもよくないわ」
「それで後で自分に返ってくるのよ」
そうもなるというのです。
「邪険にされた人は嫌に思うでしょ」
「ええ、絶対にね」
「贔屓された人は甘やかされてね」
「あっ、よくない人になるわね」
「人を呪わば穴二つっていうけれど」
このことはおみちでもあります、教祖様に一服盛った人は結局牛に生まれ変わったと言われています。神殿の西の礼拝堂に行く玄関口の柱の牛の刻印がそのことを表しているとのことです。教祖様五自身が刻まれたと言われています。
「そうしたこともね」
「穴二つなのね」
「贔屓した方の人がよくない人になってね」
そしてというのです。
「邪険にされた人からはもう何があっても助けてもらえなくなるわよ」
「困っても見捨てられるのね」
「ここぞという時にね」
「人って絶対に困る時あるしね」
このことは避けられないと思います。
「その時に子供に見捨てられたね」
「自分の子供に」
「それは嫌でしょ」
「ええ、というか」
私はお母さんに言いました。
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