第七十六話 トリスタニア増築計画
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いて、滑り落ちる事で脱出する方法を取っていた。
『オオオオオ』
「ひっ」
真っ暗な穴の先から、風の音がうめき声の様な音に聞こえ、アンリエッタは驚いて声を上げた。
「行かないの?」
ルイズは、穴の先を覗き込むようにしているアンリエッタに肩に手を当てると、
「ひゃう!?」
驚いたアンリエッタは素っ頓狂な声を上げバランスを崩した。
そして何かに掴まろうと、思わずルイズの腕をつかんでしまった。
「あっ!」
「きゃああああああ〜〜〜!!」
「ちいねえさま〜〜〜〜〜!!」
二人は絡み合いながら深い闇の中へと滑り落ちていった。
二人が闇の中へと消えていくと、脱出用の装置に含まれる追っ手の追跡を防ぐ為の魔法装置が作動し、暖炉の装置は何事も無かったように、いつもの普通の暖炉に戻った。
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