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DQ3 そして現実へ…〜もう一人の転生者(別視点)
ラブ&ピース
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その際、パーティーリーダーの愚痴が聞こえてきます。
「戦闘に参加しない奴は、それ以外の事に全力を出しなさいよ!口ばっかりで使えないわねぇ…」
相変わらず小うるせぇー女だ!

「まぁまぁ…父さんは、ああ見えても独自にバギを改造させた人だ。もしかしたら成功させるかもしれないよ…それに考え続けてくれれば、常時歌う事が少なくなる!放っておこうよ」
流石お父さんの息子歴が長いだけはある…プラス思考が重要よ!



「よし、これなら大丈夫だろう!」
粗雑な食事を素早く終わらせ、魔法改造に没頭していたが、遂にお父さんが声を上げた。
皆が(魔法改造チーム以外)眠る体勢に入っている中、周囲の見張りと銘打って少し離れてイチャつくバカップルも、お父さんの声に驚き近付いてくる。

「まさかリュカさん…レミラーマを改造できたの!?」
我がチームの活動に、最も舌打ちをしていたアルルさんが、期待を込めた表情で尋ねてくる…現金な女だ!

「モチ!イケメンに不可能は無いのだ!」
「相変わらず理屈の分からない事を…」
おいおい…私達のパパに向かって何て言いぐさだ。

「で…本当に周囲を照らす事が出来るんですか?」
一向に進まない話を進める事が出来るのは、マイパパに流されない愛人ハツキさんだけ!
『さっさとその魔法を見せろ!』と言わんばかりに、魔法の使用を促す。

「うん。最初は、レミラーマで発生する光を保たせるのに苦労したけど、魔法力自体を輝かせる事で、何とか解決でけた!」
私もウルフも…勿論お母さんも、改造に知恵やアイデアを出し苦労した。
でも一番努力したのはお父さんで、何度も魔法を唱えて実験したのだ。

「レミーラ!」
もっと色々能書きを垂れたいのだろうが、めんどくさくもなったのだろう。
ハツキさんに促されるまま『レミーラ』を唱える。

直径15センチ程の光の玉が、お父さんの頭上で光り輝き、そのままフワフワと6.7メートル程浮かび上がる。
言っておくが、すんごく眩しい!
この魔法はダイレクトに魔法力の強さを反映する魔法だ。

魔法力が弱ければ光の強さも弱く、逆に強い魔法力の人…例えばお父さんのレミーラは、
遮蔽物のない平原を300メートルくらいの範囲で明るくする。
「お、思ってたより明るいですね…」
アンタのパパは、それだけ凄いって事だよティミー君!

「うん。魔法力の強弱で明るさも変化するし、発光は魔法力が続く限り持続するよ。こうしている間も僕の魔法力は、この光に吸われているんだ」
「え!?じゃぁ結構魔法力が必要なんですか?」

「いや、小一時間この状態で発光させ続けても、バギ1発分も消費しないよ。それに同時に他の魔法も使用できるんだ!この光は、最初に呪文を唱えるだけで、後は放っておいて大丈夫
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