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DQ3 そして現実へ…〜もう一人の転生者(別視点)
ラブ&ピース
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方じゃ、その内誰も提案しなくなる。

「でも…魔法で何とかするって考えは良いと思います!」
しょうがないから、大人な私が話し合いの動かし方を見せますよ。
「ま、魔法って…メラは危ないわよ!下手すると森林火災とかの原因になるかもしれないし…」
本当…頭が固いわね。

「ちっちっちっ…私が言ってるのは魔法でって事よ!何もメラ限定じゃ無いわ!」
右手人差し指を立て、左右に振りながら更に否定する私。
「つまりどういう意味なの!?勿体ぶってないで、早く説明してよね!」
私の言い方の所為か…それとも態度の所為なのか…苛つきながらアルルさんが結論を急ぎます。

「んも〜…アルルお義姉ちゃんはお忘れですかぁ?つい最近、光る魔法を目撃した事を!」
「それはレミラーマの事か?」
流石はお父さんです。

「そう!そうよ、それそれ!!だって結構光輝いてたでしょ!?アレを上手く改造できれば、松明無しでも良い感じになるんじゃない?」
私は指パッチンをしてお父さんを褒める。
うん。お父さんとの会話はスムーズで楽しい。

「う〜ん…レミラーマか…改造して光だけを発する様に…う〜ん…」
魔法の改造提案を聞き、本気で考え始めるお父さん。
私は無茶な事を言ってはいない。
だって実際にDQ1には『レミーラ』って言う周囲を照らす魔法が存在するんだから。

だが、そんな事を知らないお兄ちゃん達は『また馬鹿な事を…』等と言いながら、呆れた表情で前進を開始する。
癪に障るから、お父さんにソッと耳打ちをする…
「お父さん…『レミーラ』って魔法が、本当にドラクエには存在しますのよ。だから『レミラーマ』の改造は絶対に出来ます!」

この瞬間から、私とお父さん…そしてお母さんとウルフ…更には、お父さんに引っ付いているアホの子の5名での、魔法改造チームが始動する。
お父さんの口癖…『やる前から諦めるのは馬鹿者!』を実践してやる。




私達が真剣に討議と実験を行っている間、お兄ちゃん達はもっと真剣に戦闘しております。
本来なら私もウルフも戦闘に参加しているのですが今回はガン無視で、時折此方を見てお兄ちゃんが舌打ち致します。
魔法担当の2人が居ないのは相当にキツイらしく、ハツキさんまでもが舌打ちをしました。

きっと直接文句を言わないのは、お父さんが本気で取り組んでいるからだと思います。
成功すれば万々歳、失敗してもその間歌わなくなるので大助かり。
それに文句を言ったら言ったで、その倍以上の反撃を被るだろうし、ムカツクだろうけど放っておくしかないのだと感じてるのでしょう。


周囲が常に真っ暗なので、時間の経過が分からないのですが、ラダトームを出てかなりの時間が経ってるのは確か!
今更ながら疲れた様で、野営の準備を始める一行。
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