190 胸騒ぎの鎮静
[3/3]
[8]前話 [9]前 最初 [1]後書き [2]次話
も機械を複数持ってるな!」
「おのれ、もっと調整させてやる!」
ジャンヌが秤を更に調整させる。右の皿が下に、左の皿が上に傾いた。ジャンヌの軍勢から剣から炎が飛び交う。ワラジムシを焼?しようとした。エレーヌも加勢で人踊りする。炎がさらに強化された。ワラジムシは炎を喰らいきれず、焼かれてしまう。
「それで簡単に倒せるか!」
その時、すみ子はまた別の嫌な感触を覚える。しかし、同時に心を落ち着かせる感触を覚えた。ワラジムシが焼かれて姿を消した後、また別の姿が現れた。
「あれは・・・」
「岡本、いいぞ!」
山口達はその姿に見覚えがあった。巨大なる聖母マリア。それは護符の持ち主を守るために名古屋で赤軍と戦った時に現れたものだった。
(また別の赤軍の人がいる・・・!!)
すみ子はそう勘付いた。
「皆の衆、迎撃に成功させるぞ!」
ジャンヌが一声掛ける。ジャンヌの兵や組織「義元」、エレーヌの力が強まる。ジャンヌが持つ秤の能力によるものである。マリアが光線を放つ。
「うおおお!」
すみ子も怠けじと銃を発砲する。聖母マリアの周囲に結界が施される。マリアの光線がすみ子が出した結界で弾かれ、自分に当たった。
「う、ぐぐぐ・・・!」
「マリア様!このクソガキ・・・!!」
別の赤軍の男、岡本公三が現れた。威圧の能力を発動させる。
「あ、ああ・・・」
ジャンヌの秤が左下に傾く。
「こちらの戦力が低下していく、だと・・・!?」
ジャンヌの従兵達も脱力していき、気絶者が現れる。
(だめ、終わり・・・!?)
すみ子は絶望したその時・・・。
「こんなんで終わるなんて情けないね」
後ろから一人の女子が現れた。先程からする心を落ち着かせる感触の正体はこの女子か、とすみ子は感じた。
(あの子は・・・!?)
[8]前話 [9]前 最初 [1]後書き [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ