武神の処刑人
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ドは無防備になってしまう。
「!」
背後から襲い掛かるウツボカズラ怪人へ急いで応戦しようにも、もう間に合わない。
だが、その緑の触手は、ウィザードの前で止まった。
それは。
ラプラスソード。
「ブライ……!?」
「勘違いするな。貴様を倒すのはこのオレだ」
受け止めたブライは、そのままウツボカズラ怪人の剣を切り上げ、振り下ろす。
火花を散らしたウツボカズラ怪人は、そのままよろめいた。
さらに、その隙を逃すブライではない。
素早い剣技と斬撃に、ウツボカズラ怪人の体はどんどん切り刻まれていく。
そして。
振り下ろされたラプラスソードより、無数の紫の衝撃波が地面より吹き上がる。
「ぎゃああああああああああ!」
悲鳴とともに爆発するウツボカズラ怪人。
一部始終を見届けた武神鎧武が、ブライを睨む。
「貴様! この世界の武神か!」
「武神だと……? 違う。オレは……!」
ブライの手から、紫の光が溢れ出ていく。
その手を掲げ、ムーの戦士は誇り高く名乗った。
「オレはブライ……ムー大陸最後の生き残り、ブライだ!」
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