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冥王来訪
第二部 1978年
ソ連の長い手
燃える極東 その2
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うてい)が前後すると、哀れな逃亡者は冷たい(むくろ)になり果てていた
「ソビエト市民なら、銃を取って日本帝国主義者(ヤポーシキ)と戦うべきではないのかね」
そう告げながら、男はまだ息のある人間を選び出すよう兵に指示させる
血の海から連れ出された人事不省の避難民……
再び、銃声が鳴り響いた

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