暁 〜小説投稿サイト〜
最期の祈り(Fate/Zero)
青い炎
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「伊達や酔狂で代表候補はやっていません」
一夏のミス、それは当たらない攻撃は迎撃しなかったこと。
いや、これはセシリアの作戦勝ちというべきか。あえて、ブルー・ティアーズを正面に置き、背後の警戒を薄くさせた上で改めてビームを歪曲させ背後から狙う。正直絡め手の感は否めないが、一夏を評価した上での作戦だろう。更に言うなら、レーザーの歪曲という、ある種の極みに彼女が達していたとを褒めるべきなのかもしれない。
「……負けちまったな」そう呟く一夏の顔に悔しさの陰は無い。
「そう簡単に勝たれては私の立場がありませんわよ」
セシリアの表情も明るい。そこには、一夏を見下す色は無く、純粋に勝利への喜び、敗者への労いに満ちていた。
「それに、また強くなれば良いだけのことですわ。よろしければ、その……私がお手伝い差し上げてもよろしくてよ」
頬を微かに赤らめ、顔を背ける。
「……!あぁ!!宜しく頼むぜ、セシリア」
そう言い、手を差し出す一夏。
「え、ええ。こちらこそ」
そね手を握り返そうとする。
二人の手が合わさった瞬間




『避けろ、一夏、オルコット!!』
二人を醜悪な泥が襲った。
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