第56話
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っ!?何てことを言うんだよ姉さん!僕だって…」
「じゃあ、ビーデルさんを呼び捨てにしてみなよ」
「よ、よし…ビーデル………さん…」
呼び捨てにしようとしたのは分かるのだが、最後の最後で駄目だったらしく少しの間の後にさん付けになった。
「何でそこまでしてさん付けになるの!?」
「兄ちゃん格好悪い」
「「悟飯さん…」」
「まあ、こっちの俺はまだ若いしな」
悟林は情けない奴を見るような目で悟飯を見つめ、悟天はがっかりしたように呟き、未来トランクスとトランクスは苦笑した。
未来悟飯は茶を啜りながら微笑ましげに悟飯を見ていた。
「くっ…でも!何時かは!僕だって何時かはもう1人の僕のような男に…」
「無理だね、お前が未来の悟飯みたいになるなんてほぼ不可能だよ不可能」
「な、何で!?同じ僕なのに!?」
「未来の悟飯とお前じゃ過ごしてきた環境が違うもん、平和な世界で腑抜けきったお前と辛い環境で過ごしてきた未来の悟飯じゃね」
「確かにこっちの悟飯さんが未来の悟飯さんみたい…て言うのは想像出来ないかも…」
「未来の兄ちゃんの方が格好良い!」
姉と弟とトランクスの言葉に悟飯はショックを受ける。
「でも、そうだねえ、お前が1人で精神と時の部屋に入って1億年その中で過ごせば万が一…いや、億が一の確率でなれるかもね」
「それじゃあ死んじゃうじゃないか!!」
「じゃあ諦めなよ、まずお前は自分の姿を鏡で見てきなよ。筋肉が落ちてもう本当に同一人物なのかも怪しい状態なんだからさ」
「うぐぐ…」
確かに悟飯は仕事に夢中になりすぎて今や筋肉が落ちて如何にも学者と言った感じの青年だ。
一方の未来悟飯は厳しい鍛練を続けてきたのか今でも筋骨隆々の武道家らしい体格をしている。
「今じゃあ悟天とトランクス君の方が強いよ」
「え!?そ、そんなまさか…いくらサボってたって…」
「本当だよ、精神と時の部屋で修行したんだからね」
「そう!そしてやっと背が伸びたよ…!」
「あ、確かに2人共…背が伸びてるね…」
悟飯は改めて悟天とトランクスを見た。
最後に見た時はまだ8歳の時と全く背丈が変わらなかったのに今では多少伸びている。
「まあ、お前が全盛期の頃より強くなったからお前より遥かに頼りになるね…それじゃあご馳走様、ビーデルさん、お茶とお菓子ありがとう」
悟林が立ち上がると未来悟飯達も立ち上がる。
「それじゃあ、俺達は戻るけど、こっちの俺…また会えて嬉しかったよ…これからも頑張れよ。それからこっちのビーデルとパンは必ず守るんだ。お前も男なんだからな」
「もう1人の僕……はい!!」
「その前に悟飯ちゃんは筋肉を付け直すと
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