第56話
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いるさ、俺のいた世界では父さんも姉さんもいないから俺達が頑張らないと」
未来ブルマ達のことは言わずに今日、未来に戻ることと今でも武道を続けていることだけは答える。
「お養父さんとお義姉さんがいない?」
「俺の世界の父さんは、俺が子供の頃に心臓病で死んでしまったんだ。姉さんも俺のいた世界の10年以上前に敵と闘って殺されてしまったから…」
「そ、そうだったの…ごめんなさい…」
知らなかったとは言え無神経なことを聞いたとビーデルは謝罪する。
「気にすることはないさビーデル。もう俺達も心の整理はついたし…なあ、トランクス?」
「そうですね、それに俺達の世界の悟林さん達はきっとあの世で元気にしていると思いますから」
「確かに…おじさんとかパパとかあの世でも修行してそう」
トランクスの言葉に過去のベジータのことを知る面々は苦笑した。
恐らく未来悟飯達の世界のベジータは地獄行きだろう。
こちらのベジータでも地獄行きは免れないのだから、まだ悪人の未来世界のベジータは確実に地獄行きと言う確信があった。
「それにしても良く頑張ったな、こっちの俺!」
「はい、学者になれてビーデルさんやパンちゃんがいて…幸せ過ぎて怖いくらいですよ」
「だろうな、俺のビーデルも綺麗だったけどこっちのビーデルも俺のビーデルとは違う魅力があるしな」
「「え?」」
未来悟飯の言葉に悟飯とビーデルの目が見開かれる。
「ん?俺、何か変なこと言ったかな?」
「あ、あの…魅力的って…」
「ああ、どっちのビーデルもとても魅力的な女性だよ。普段は強気だけどふとした時の仕草がとても可愛くて…他にもたくさん魅力的な要素があるんだけど色々ありすぎて短い時間じゃとても言い切れないな…とにかくそんな彼女を俺は愛してるんだ」
「っ…!!(ぼ、僕がビーデルさんに伝えたくても言えないことをあっさりと…!)」
「未来の悟飯、お前違う世界とは言え本人達がいるのに凄いこと言うね?」
聞いてるこっちが恥ずかしくなる。
同じく聞いていた未来トランクスもトランクスもどこか気まずそうにしている。
平然としているのはお菓子に夢中な悟天だけだ。
「何を言ってるんだ?ビーデルが魅力的な女性なのは全ての世界共通だろう?」
「ベジータさんと同レベルの愛妻家だね…そう言えば未来の悟飯はビーデルさんを呼び捨てしてるんだね」
「?まあ、夫婦だしな」
「夫婦ねぇ、未だに敬語を使っている悟飯ちゃんはまだまだ若いってことかなぁ?まあ、こっちのヘタレな悟飯ちゃんが男らしくビーデルさんに接するなんて永遠に無理だろうけど」
駄目な男を見るような冷たい目で悟飯を見つめる悟林に対して悟飯は怒る。
「な
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