第六百四十八話 牛を観つつその四
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「使っているわ」
「そうですね」
「だからヴィーガンの人でね」
今話している彼等のというのだ。
「極端な人はね」
「生クリームもですか」
「食べられないわね」
「そうですね」
「パンだって」
これもというのだ。
「卵使うから」
「左様ですね」
「だからね」
その為にというのだ。
「もうそうした人は」
「色々食べられないですね」
「パンにしても」
この主食の一つもというのだ、連合の主食はご飯にこのパンに他には品種改良して味がよくなった稗や粟それに大豆や芋である。
「中々」
「中国の餅や包ならですね」
「いいと思うけれど」
「パンはですか」
「卵を抜いて」
使わずにというのだ。
「独自の作り方のね」
「そちらをですか」
「食べるわね」
「そうなりますね」
「それでなんだよね」
スターリングは難しい顔で述べた。
「普通の人が普通のパンを食べていてもね」
「クレーム言うのよね」
「クレームだけでも酷いのに」
スターリングは蝉玉に困った顔で述べた。
「これがね」
「暴れる場合もあるからね」
「暴力振るってね」
「命を奪うなってね」
「あれないよね」
「二十一世紀からそうした人いるらしいけれど」
「極端過ぎて」
それでというのだ。
「カルトだよね」
「その域よね」
「俺なんかだ」
肉それもステーキが大好きなマチアが言ってきた。
「どうなるんだ」
「ああ、マチアだとね」
「もう絶対にアウトね」
二人でマチアに答えた。
「いつもステーキ食べてるから」
「それじゃあね」
「もうヴィーガンの人達から見たら」
「極悪人よ」
「ステーキ食って極悪人か」
マチアは憮然として述べた。
「そうなるのか」
「マウリアでなくてもね」
「そうなるわね」
「俺が好きなステーキはビーフステーキだが」
勿論他の肉のそれも食べる。
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