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絶撃の浜風
外伝 加賀編 01 一航戦暗黒神話U
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「・・・・入れっ!」




「失礼します。一航戦、加賀、只今着任しました」



《・・・只今・・・だと?・・・・・嘘をつけ!》



 よくもまあ、ぬけぬけと・・・と一瞬思ったが、妙高の進言も何だか不気味だったので、そこはスルーした



「おう、ご苦労・・・貴様が加賀か。私が当鎮守府の提督である。貴様の配属については追って通達する。もう下がってもいいぞ?」



《あらら、もうやっちゃってますよこの人・・・》



 妙高視点で見たら、どうやら某は《地雷》を踏んだらしい。巻き添えは御免とばかり、妙高は某を無視する事にした



「加賀さん、お久しぶりです」


「・・・久しぶりね・・・妙高さん・・・少し・・・感じが変わったかしら?・・・」


「ええ、まぁ・・・留学先でポーラにあてられまして・・・その影響ですかね?」


「・・・・ちょっと、違うのかしら?」


「さぁ・・・どうでしょうか・・・・いずれ邂逅する機会もあるでしょうから、ご自分で確認された方がよいかと」





「・・・・そう・・・・・それは楽しみね・・」







某は、まるで宇宙人でも見ているかのように二人の謎のやりとりを見ていた





《・・・何だ? 何の話をしてる?・・・いずれにせよ、ここにはいない方がよさそうだ》



『二人は積もる話もあるようだから、私は退散するとしよう』




そう言いながら二人を後に退出しようとする某であったが・・・・






「・・・お待ちなさい!」





加賀だった



「な、何だ? どうした加賀」


「・・・あなたには、聞きたい事があります」



何だか怒ってるっぽい



「な、何だ?」



「提督・・・私の着任が三ヶ月も先延ばしにされたのは何故かしら?」



「え?」



「・・・え?・・じゃありません。ちゃんと答えなさい」



完全な上から目線である


 いつもの某なら、「貴様に答える必要はない!」とか言って突っぱねる所だが、先日は赤城に死ぬ程怖い目に遭わされたばかりである。妙高の歯切れの悪い態度といい、今日の所は無難にやり過ごした方がよさそうだった



「あ・・・と・・・それはだな、お前程の大物を受け入れるのには準備が必要だったのでな・・・まぁ、そんな感じだ」




「・・・そう・・・それじゃ、準備はもう出来ているのね・・・」



「あ、ああ・・・・一応な・・・・」



「・・・何の・・・準備なのかしら?・・・」



「え
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