第四百八十六話 楽しい出会い〜まずはバーベキュー〜その九
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「本当に」
「というかですね」
ペコリーヌが言ってきた。
「スサノオってあれだけの力があるのに」
「世界征服とかしないって言ってたわね」
キャルが応えた。
「私達と戦いたいだけだって」
「はい、確かに」
「そう言っていて」
そしてというのだ。
「別にね」
「この世界をどうしようかとはないですね」
「全くね」
「それはないよ」
ウールもそうだと答えた。
「今のスサノオは」
「ただ私達と戦いたいだけですね」
「そうなんだ」
こうペコリーヌに話した。
「あいつはね」
「退屈を忘れる為に」
「そう言っていました」
ヨリとアカリも言った。
「実際に」
「スサノオ自身が」
「うん、今はね」
今のスサノオはというのだ。
「そうなんだ」
「そこまで退屈が嫌いとは」
ラビリスタは考える目で述べた。
「異次元の牢獄はそれだけ辛いか」
「そこにずっといるからね」
今度はオーラが話した、見れば話す彼等の後ろでは多くの肉や野菜が次々と焼かれていっている。見事な流れだ。
「そうもなるわ」
「そういうことか」
「あいつにとっては切実なのよ」
「けれどそんな理由で戦い仕掛けるって」
「私達にとっては迷惑よ」
ミサトとハツネはこう言った。
「どうにもね」
「それもいきなりだしね」
「それが嫌なら逃げればいい」
明光院はその二人に述べた。
「別にそうしてもだ」
「スサノオはですね」
「追わないですね」
「あいつはそうした奴だ」
スサノオはというのだ。
「だからな」
「どうしても嫌ならですか」
「逃げたらいいですか」
「その時は」
「そうですか」
「そうだ、そして戦いたいならな」
そうならというのだ。
「戦えばいい」
「そういうことですか」
「何か簡単ですね」
「結局はそうだ」
この話はというのだ。
「戦いならだ」
「戦う」
「それだけですね」
「そういうことだ」
こう言うのだった、そして。
ここでだ、後ろから声がした。
「お肉焼けたわよ」
「わかりました」
ペコリーヌが応えてだった。
一同は全員でバーベキューを食べはじめた、そこで肉や野菜を食べながらそのうえでまた自己紹介になったが。
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