第2話
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いっつもそうなんですよね。
毎回毎回、ボクが女だってだけでイヤらしい目で見てくるんだもん。
殺したくなるよ。
「お前、俺の女になれよ、なら殺さないでおいてやるよ」
「・・・」
『・・・』
あぁ・・・殺したい。
こんなやつら、臓物全てを引き摺り出して、抉ってバラして、後悔する暇なく殺してやりたい。
フェンも黙ってるけどボクと同じ気持ちみたいだし。
「断るといえば?」
「・・・殺すしかないだろうな」
「殺せると?」
「あぁ」
『アンタみたいな雑魚にハルがやられる訳ないじゃない!』
何で毎回毎回こんな屑みたいな転生者しか現れないんだろう。
よし、壊そう。
「なら無理やりにでもどうぞ?」
「そうさせてもらう」
「でもまぁ・・・簡単に壊れないでね?死に方くらい選ばせてあげるから、フェン、セットアップ」
『待ってましたぁあああああああああ!テンション上がってきたぁああああああああああ!いくわよ!セットアップ!!』
うるさい。
あ、相手もセットアップした。
そうですよね、この世界に来たらデバイスくらい持ってますよね。
ボクのBJはう〜ん・・・イメージは姫アルクなんだけど、分からない人はすごく豪華なドレスって認識しててね。
龍斗が微妙な顔してたのはナイショ。
「いくぞ」
「来るならどうぞ、フェン、モード1」
『了解よ、あんな屑秒殺してやりましょう!』
「ええ」
モード1は双剣。
戦い方はいたって簡単。
先手必勝、圧倒的パワーで捻じ伏せる。
ただそれだけ。
「いくよ、星と同化、力を120%に」
『了解よ!接続完了・・・120%!』
「さっさと終わらせましょう」
双剣を相手に向けながら一気に突撃する。
ただ突撃するだけでは返り討ち確定なので少し工夫もしながら。
「その程度で!」
「残念、ただ突っ込んでる訳ではないので」
「何を・・・ッ!?」
双剣を逆手に持ち変える。
さらに振りかぶり一気に振り下ろす。
力を120%に無理やり引き上げてるので案外これだけでも結構死んでくれます。
「でもやっぱり無駄ですか・・・まぁ無傷ではないのでいいです」
「クッ・・・この程度すぐに治して・・・傷が回復しない?」
どうやらボクの工夫に気付いたようです。
工夫とは、
「直死の魔眼か!」
「そんな欠陥品と同じにしないでもらえます?ボクのは拷問用の魔眼なんですから」
「拷問・・・用だと?」
ボクの魔眼、正式名称は不明、仮の名前で万死の魔眼と呼んでますが・・・は能力として直死の完全上位互換です。
死を線と点というもので目に映るのではなく、どこを切ってもそれが死へと直結する魔眼です。
しかも極限の痛みを与えながら・・・。
「ガッ!?
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