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信念貫きし少年の軌跡
第2話
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者は」
「・・・だとしたら?」

面倒だよな、殺したいならさっさと殺せよ。
喋ってる暇があったら多く殺した方がいいぜ?

「殺す、俺のフェイトに近づいたんだ・・・死ぬ覚悟はできてるよな?」
「ほぉ?お前に俺が殺せるとでも?そもそもあの子はモノではないんだがな?」
「あぁ、俺はチートをもらったからな!俺がテメェみたいな雑魚に負けるはずがねぇ!それにフェイトは俺のモノになった方が幸せに決まってんだろ!」

はぁ・・・こいつも同じか。
こいつも力に溺れた愚者か。
しかもこの世界を現実として受け入れてないな。
・・・ハルに任せちまうか?
いや・・・殺されるか。

「さぁ・・・殺される覚悟はできたかい?」
「テメェが殺されるんだよ!いくぞ!トール!セットアップ!」
『Set Up』

お、デバイスがあるのか、ならそれにあわせるか。

「ケル、セットアップ」
『ん?』
「セットアップだっつってんだろうが」
『はぁ・・・やっとか』
「あぁ、いくぞ」
『了解』

さっさとセットアップさせる。
相手は騎士を彷彿させるバリアジャケット(以下BJ)だな。
俺?俺は制服だよ。
学ラン。
理由?慣れてるからだよ。

「さぁ、まずは第一形態からだな」
『刀か』
「そうだ」

デバイスの最初の形態は刀。
龍斗自身が刀をよく使うせいか俺も使いやすいと思えるからな。
まぁ・・・実際は刀をよく使うからなんだが。

「いくぞ・・・」
「テメェなんぞに負けるかよ!」

俺は居合いの構えをとる。
これはあくまで模倣。
ゆえに未完成。
けど、

「お前にはこれで十分だ」
「なめるなぁああああああああああああ!」

敵の武器はトールの名に反しないようにハンマーだ。
それを思いっきり振りかぶってきた。
けどなぁ、

「その程度で最強を名乗るなんざぁ・・・片腹痛ぇな!」

ーー模倣・無極四式・殺ーー

居合いの構えから最速の袈裟切りを放つ。
この居合いはある意味確認用の技でもある。
何故なら・・・この技を見切れないようではこの先生き残れないからだ。

「がっ!?」
「弱い・・・来世からやり直せよお前、まぁ来世なんざないだろうがな」

この居合いだけで勝負がつくなんてよぉ・・・楽しめねぇじゃねぇか。
これなら龍斗との殺し合いの方がよっぽど楽しいな。

「ハルも龍斗も大丈夫だろうし・・・寝るか」

そう言いながら俺はその場で寝る準備に入る。

任せて大丈夫だろ。
そう思いながら俺は寝た。

<キョウ Side end>
<ハル Side>

あれ?キョウがなぜか寝た気がする。
よし、後で説教だね。

「女か」
「悪いですか?ボクが女で」


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