プロローグ:「爆誕!仮面ライダー洸輝!!」
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を送る。しかし、彼は応える程の余裕はなかった。
「仮面ライダー洸輝!」
「君のバディは鬼なのカ、実に素晴らしイ」
祐樹……否、洸輝は名乗り男は喜んでいた。状況に着いて行けないのは千歌だけだった。
「え?え?」
『ふざけんなっ!何でよりによって俺様がコッチ側なんだよ!!』
「君、レバーを左に引いてみテ」
「あ、はい」
洸輝の脳内でそう叫ぶ鬼に煩い……と思う彼。男に言われた通りレバーを左に限界まで引いた。すると何かがセットされる音がし、ベルトから何かが出て来た。
『っしゃー、出れたぜ。お前の一部になるのは嫌だからな』
「君は……誰なの」
『あ?俺様は酒呑童子、鬼の中で最強だぜ?』
大きな金棒を片手に喜ぶ鬼に洸輝が聞くと鬼の中で最強と知られる酒呑童子と名乗った。鬼の部分を奪われたのか、洸輝は鷹のような姿になっていた。
『一部始終見せて貰ったがぁ……良くやるじゃねぇか』
「良いから、倒すよ」
『おうよ!一部になるのはマジで嫌だが、共闘ならやってやるよ!!』
見直したぜと笑う鬼に冷たくそう言った洸輝。今はそれ所じゃないのだ。鬼もそのことを知っているため、咎めずに金棒を敵に向けた。
「あの……アレって……」
「良かったネ、彼が勇敢な子デ」
「あ、はい。じゃなくて!」
千歌は痛む足で何とか男の所へと避難し聞いた。男がそう言うと普通に返事をするが、聞きたいのはそれじゃない。
「仮面ライダーのことカイ?」
「はい……どうしてゆっくんがなれるって」
「あの鬼サ」
「へ?」
冗談ダと笑いながら、千歌が聞きたかったことをピンポイントで当てる。彼女は何故祐樹が仮面ライダーになれると知っているのかと聞いた。男は鬼を指し、言った。
「アレは感情だからネ。彼は勇気が強かっタ。それをもじって勇鬼ってネ」
「えぇ……」
「嘘だヨ。でも、勇気が強いのは本当サ。さっきも君を助けたダロウ」
鬼が感情ということを教える男。突然のダジャレに若干引く千歌だが祐樹が勇敢なのは納得だった。
(でも……不思議だネ、初めてなのニ……あんなに息が合ってるなんテ)
初めての戦闘だというのに、二人の息は合っていた。一人が避け、一人が攻撃しを繰り返す。無駄な動きはなく一秒もずれがないのだ。それには男も驚きだった。
『行くぜぇ!おらぁ!!!』
「はぁぁぁぁ!!!」
高く飛んだ洸輝を鬼は金棒で敵に向かい打ち飛ばす。勢いのまま敵に貫き、着地するのと同時に足で蹴り飛ば
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