スーパーロボット大戦OGs
0038話
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待してくれてていいわ」
T-LINK対応型ソードブレイカーって。それはR-3のストライクシールドとどう違うんだ? いや、テスラ研の技術を流用しているとレモンが言っている以上ストライクシールドよりも性能が落ちるという事はないと思うが。
「あ、それと機体制御のT-LINKシステムに関連してだけど、特脳研からの資料にあった『思念の増幅度次第では、触感に近い第六感が広範囲にわたって展開され、空間内に存在する敵機の捕捉も可能となる』というのを採用しているからT-LINKシステムの稼働率によってはソードブレイカーの操作が今までよりも楽になるかもしれないわね」
「なるほど、それはありがたいな」
現在のグロウセイヴァーが装備しているソードブレイカーは合計14機。中でも俺が使いこなせているのは10機前後となっている。
その辺の操作が楽になってくれるというのは非常にありがたい。
「それにしても、T-LINKシステムは凄い事は凄いんだけど色々と問題もあるわね」
「問題?」
「そう。機体制御からバリア、武装にも応用出来るT-LINKシステムだけどまだまだ発展途上の技術の為かパイロット任せの部分が多いのよ。さっきも言ったけど、パイロットのテンション次第で発動出来たり出来なかったりするバリアなんてその最たるものよ」
「しょうがないさ。念動能力者自体が稀少なんだし、その分それを利用したシステムの開発が遅れてもおかしくない」
「そう考えると極東基地にあるT-LINKシステムを使用した機体の特殊部隊というのは凄いわね。どうやって多数の念動能力者を集めたのかしら?」
レモンの言葉に、脳裏をよぎるのは特脳研の所長室にあったアヤの脳みそだ。
あの点を考えると、原作のあちらの世界とは違い色々と後ろ暗い手段を取って念動力の素質がある者を探している可能性は高いだろう。
「T-LINKシステムについてはこんな所ね」
「機体制御はともかく、バリアなんかはあるのとないのとでは大違いだからな。その辺は助かる」
「でも、アクセルの戦い方は防御よりも回避がメインでしょ? その為にクロノスを開発した時に追加ブースターを積み込んだんだし」
「確かにそうだが、幾ら何でも全ての攻撃を完璧に回避出来る訳でもないからな。いざという時に頼れるものがあるというのは正直ありがたい」
応接セットのテーブルの上に置かれた紅茶を飲みながら、レモンとの会話を続ける。
内容は別にそれ程重要なものではない。単なるありふれた雑談だ。
だが、ここの所色々とあっただけに有意義な時間ではあった。
そうした会話を初めて30分くらいたった事だろうか。レモンが不意に話題を変えてきた。
「アクセル、貴男Wシリーズについてどう思う?」
「うん? Wシリーズについて、か?
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