第二十一章
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「後はです」
「ああ、他の奴等を助けに行くぞ」
「そうしましょう、まだ戦いは終わっていません」
「終わるのはスサノオを倒した時だ」
「その時まではですからね」
「戦いは終わらないからな」
「それでは」
「先に行きましょう」
こうエスパーダに話した。
「是非」
「そうしような」
バスターも姿勢を正していた、そうしてだった。
戦士達は階段に向かった、彼等の戦いもまだ続いていた。
剣斬はクオンとデュランダルはソロモンと向かい合っていた、二人は今はそれぞれの敵と対峙し間合いを取っていた、だが。
二人共限界が迫っていることは明らかだった、それぞれの敵もそうであったが二人もそうでありまさにあと少しで、であった。
「俺達の戦いっていつもこうだよな」
「限界まで戦うということだな」
デュランダルは剣斬のその言葉に応えた。
「そうだな」
「それが剣士の戦いってことだな」
「納得しているな」
「納得していないでここにいる筈ないだろ」
剣斬はこうデュランダルに返した。
「そうだろ」
「逃げるとでも言えば俺は怒っていた」
「怒らせるなじゃなくてか」
「そうだ、お前を許さなかった」
そうしたところだったというのだ。
「何があろうともな」
「そうだよな」
「ならだ、これからだ」
「こいつ等倒すか」
「お互い一撃だ、一撃で倒す」
それで終わらせるというのだ。
「いいな」
「そうするか、じゃあな」
「勝った後で話を聞いてやる」
「俺もそうするな」
剣斬は両手に一本ずつ持っている剣で構えを取った、デュランダルは三つ又の槍でそれを取った。そこから力を全身に溜め。
剣斬は突進し両手の剣での攻撃を交互に繰り出してきたクオンのそれを受けた、かに見えたがここでだった。
剣斬の姿が消えた、攻撃を受けたかと思われたがそれは分身だった。その分身が消えた瞬間にだった。
剣斬はクオンの後ろに出た、そうして両手に一本ずつ持っている剣でクオンの背を切った。それが決め手になりクオンは爆発して果てた。
ソロモンはデュランダルに突進しながらの突きを浴びせた、デュランダルはその突きを槍の三つ又の部分で受け止めて絡め取った。そこからだった。
ソロモンの剣を上に振り上げて吹き飛ばした、剣は回転しながら空を舞った、その剣が落ちようとするその瞬間に。
デュランダルは今度は槍でソロモンの胸を貫いた、胸を貫かれたソロモンは動きを止め爆発四散した。その瞬間に彼の剣が床に落ち突き刺さった。
剣斬は敵を倒し終えたデュランダルに問うた。
「話を聞くんだよな」
「そうさせてもらう、何だ」
「先に行くか」
これが剣斬の言うことだった。
「他の奴等を助けにな」
「そうせずに何が剣士だ」
デュランダルは冷静
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